邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

きつねスイッチ

3人~6人

20分~30分
2017年~
システム:ゆお
アート:月本 葵/天領寺 セナ/ことり 寧子
こっち屋

◇どんなゲーム?

 正体隠匿系ケモミミUNO。

 狐と九尾と人間に分かれての正体隠匿系ですが、九尾が存在しない場合は個人戦に、九尾プレイヤーが存在する場合には狐サイドと人間サイドのチーム戦になる事が特徴です。

 UNOを知らない方はあまりこういうブログをご覧にならないかもしれませんが、ジャンル的には、いわゆるゴーアウト系(手札を全部使い切ったら勝ち。ページワン、大富豪など)のゲームです。

 

◇レビューとか。

 萌え系UNO。UNOとしか言いようがないゲームです。

 正体隠匿系・チーム戦の要素もありますが、必ずしもチームが成立するとは限らない為(九尾の狐のカードを誰かが持っていない場合、個人戦になる)九尾を潰すと普通のUNOになります。実際のプレイで九尾の狐カードを持っているプレイヤーが正体変更でさっさと潰されて普通のUNO状態になっていたので、正体隠匿要素があんまり生きない展開になってしまった関係上、あまり正体隠匿要素を味わうことは出来ませんでした。

 ルールブックに「UNOです」と書き過ぎちゃってるのはあんま良くないかもと思いました。(UNOと言っちゃうと「えっ今さらUNOかよ」とゲーマーにはプレイしてもらえないので)

 陣営がある以外でUNOと違う点は、手札が1枚になったときにUNOと宣言しなくてもペナルティがないところです。

 正体隠匿要素を生かすなら、正体変更カードを少なくするとかなくすとかするか、狐と人間のみの場合にも何らかの対立を設けたチーム戦要素を残すかした方が良かったのかも、と思いました。

 萌え方面に全振りした絵柄なので、絵が好みで狐耳好きなら、軽く遊ぶのに良いかもしれないです。ただし、これをケモノゲーとしてケモナーに出してはいけない。刺されても文句言えません。