邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

ゲムマで買ったゲームまとめとくぞい

 数寄ゲームズのブースでS-エボリューションをdisってたら、一発Pさんに「アレそんなつまらなくないし」って言われたのがゲムマのハイライトです( いや、愛あるdisりですよ! 有我悟です。

 

ゲムマ戦利品です。

Image with no description

 明らかに関係ないやつがいくつか混ざってますね……。

 

 個人的に自分で遊んで良かったものを買いたいので、人が良かったと言ってる話題作を買って面白かった! って言うのは創造性がなくて嫌なんですが、正直今回買ったゲームは期待されていたり話題になった作品ばかりであり、しかもどれも当たりだったので大変悔しいです。もう隠れた名作って発掘できないもんなんかな。

 春は春で微妙な作品が多かったので、パッケージ直感買いもなあ。

 秋の新作戦利品会などでプレイした作品も含めてレビュります。

 

かばんにいっぱい(A&R GAMES)

 終了後全員一致で「これはがちゲー」「子供がやったら泣く」。
 見た目はかわいいけど色々シビア。ハリネズミかわいい。私は得点タイルを買えなかった上に一枚もクローバーを取れなかったのでフルーツボーナスで粘ったものの最下位でした。でも特化戦略でもいける。残念ながら全く子供向けではございません。

 中身はめちゃクソかわいいんですけど、パッケージの視認性が若干気になりました。

ストリームス・クロス(Kurumari)

 居椿先生の傑作紙ペンゲーム「ストリームス・クロス」セルフリメイクシリーズ。いやほぼ内容変わってないはず。エクストリームスも良かったけど、こちらはこちらで遊びやすいのでおすすめしたい。ダイス使わないルールがゲーマー向けの駆け引き全開システムでめちゃくちゃ面白いので是非とも遊んで欲しいです。

サーオボロス(倦怠期)

 ウロボロスから名前を取ってるんだろうけどサーオって何のことだろう。わからん。何かのダブルミーニングだと思うので、ご存じの方教えてください。

 プレイすると意味がわかってくるんですが、ウロボロスは尾を喰う蛇でして、自家消費による共食い感をうまく表現していると思いました。コールすべき金額がシステムで提示されていることにより、競り下手・初心者にありがちな相場破壊が起こりにくく、またベッドしたお金が戻ってきやすいので後半詰みにくくなっているシステムが秀逸です。もちろんゲーマーズゲームなので、初心者が勝てるまでになっているか言うとさすがに疑問ですが、ゲームの最後までは楽しく遊べると思います。
 すでに指摘がありますが、☆付きカードによる足切りがシビアで、引き運が強いのは気になるところです。初期手札に☆付きカードが1枚あればほぼ脱落しませんし、逆もまた然りです。

 今のところ商業作品含めて5本の指に入る競り。コンポーネントが大量にあるため再販はされないとのことですが、どこかのメーカーがすぐ商業版を出すでしょう。

 

・ウチューカイギ(すてきな山)

 平坦にスートを集めないとかえってマイナス点になる、カードを集める系マストフォロートリテ。得点ルールやランダム引きなど、煩雑なルールが多くてあまり好みではない。各スートには各宇宙人がデザインされているのですが、キャラデザが●リンとか●ンスケみたいなどっかで見たような見た目……w 世間の評価高いんですがアンコントローラブルで苦手です。NfM。

Sweets in Wonderland(Studio Turbine)

 まずカードを取り出して、角落としされてなかったのにびっくり(そこかよ)、説明書のわかりにくさと言葉足らずぶりに混乱する。フォントもちょっと細めの明朝でやや読みにくい。カードなどのデザインはとても好みなんだけどなー。

 なお、ゲームは1ディールプレイしてミゼールで終了しました。トリック取らなきゃいけないゲームでハンドマネジメントも自由に出来ないわ、スートとリードは固定だわで、手札運強すぎてルール変更が何も活きてないんですわ。

 ルール変更系トリックテイキングはいくつかやったけど、トリックマイスター以外で面白いと思えた作品がないので、あんまり好みじゃないかもしれないですね。

パスティーシュ~最高傑作の誕生~(双子のライオン堂書店

 タイムラインで同人ゲームの傑作がリメイク! と盛り上がっており、たまにはビッグウェーブ乗ってみるかって言う感じで買ってみました。結論からすると傑作!ラミー系ゲームが苦手という人が遊んでホメてたので相当遊びやすいんだと思います。

 手札からいろいろなセットコレクションを作っていくゲームなのですが、他人の作ったセットからカードを引っこ抜いて手札にすることができ、引っこ抜かれたセットが最後の1枚になると、そのカードは自前で使い放題。個人戦であるにもかかわらず相互扶助要素があるゲームって私は結構好きですね。システム的にもロールプレイがはかどるので盛り上がりやすいです。同卓勢は、アーボレータムみがあると申しておりました。でも、もし自分がこのゲームのプロデュースをしてるなら、本がテーマじゃなくて論文をテーマにしてたかな。