邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

Unlock!(アンロック)

boardgamegeek.com

bodoge.hoobby.net

2人~6人

45分~75分

2017年~

システム:Alice Carroll/Thomas Cauët/Cyril Demaegd
アート:Florian de Gesincourt/Arnaud Demaegd/Legruth
Asmodee/Asterion Press/Kaissa Chess & Games/ホビージャパン

◇どんなゲーム?

 今流行りの謎解き系脱出ゲーム。スマホ連動が売り。

 2017年のフランス年間ゲーム大賞受賞作らしいですよ!

 

◇レビュー

 謎解き系脱出ゲーム。プレイ感がゲームブックを彷彿とさせるので世代的にはツボだった。(「ネズミとソーセージ」のみプレイ)

 問題は、レガシーシステムが好きじゃないって事なんだよなぁ……まあアンロックはコンポーネント破壊する訳じゃないからいいんですが。そして、謎解きが全然好きじゃないんです! 脱出ゲームのアプリは、まず最初に全部回答見てからその通りにやるくらい頭固くて全く遊べない私が、この手のゲームに何を期待しているのかって感じですが! まあ自分で買ったゲームじゃないので、そこはこの際どうでもいいです。

 まあ自分的には、ボドゲに求めているのはリプレイ性なので、謎解き脱出っていう時点で買うことはないのですが。しかもスマホじゃなくてPHS勢なのでアプリ依存強すぎる時点で遊ぶことはないなあと。

 同じ謎解きゲーのEXITを未プレイなので比較は出来かねますが、捜し物ゲームだから仕方ないにせよ、フォントの視認性が異常に悪くてユニバーサルデザイン的には完全にアウトだと思う。色弱弱視、老眼の人には楽しめないゲームですよこれ。

 ボードゲームの良さって何年も遊べるとこだからなぁ、と思うとちょっと手が出ないタイプのゲームですね。これはアナログゲームではなく電子書籍の方が相性良さそうだなぁ、と思った。本読みで、ゲームブックを愛読していた身としては、ゲームブックは中身を知っていてももう一度読もうという気になるんですが、このゲームもう一度やろうって言う気にはあんまりならないですね。読み物ではないので。

 でもこの手のゲームをやる人っていわゆる謎解き勢だから、そもそも自分はターゲット外なんですね。正しい意味でNfM。一般的に愛好されている謎解きイベントの価格を考えると、それが自宅で楽しめるとなれば割とお買い得なのかも知れないし。ただ、やっぱりユニバーサルデザイン的にはクソですよ。