邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

フォアシュピール感想まとめ

レリックテイカーズ(メリーアンドリューワークス)

 お手伝いさせてもらったゲームの出来は気になるので試遊にも参加しました。
 ルールざっくり聞いた時の感想「あやつり人形+クイックサルバー」はそんなに外れてなかった。

 2ラウンドだとカードのシナジーがあんまり分からなかったのと、前半と後半でカードの価値ががらっと変わりそうなので、一度通してやってみたい。あやつり人形3人ルールにプレイ感が近いかも? ただ妨害要素はあんまり強くなさそう。

ことバグ(Miyabi Lab)

ワードスナイパー+ベストワードクラブ。
 カードを1枚取るとワードに縛りがかかるのがミソで、なるほど巧いこと考えるなと思った。紫カードで縛りがきつくなるのを避けるとカードの回転が悪くなるのが気になったかな。

 これ系のワードゲームは苦手な人がいるので自分の環境では回らないけど、ワードゲーム好きな人ならいいと思う。
 タイトルの語呂合わせ的にはぴったりフィットなんだけど、擬人化昆虫ってのが凄く人を選びそうだなと思った。アートワーク前面に出さない方が視認性的にもいい気がする。

LOOP(Brain Brain Games)

 フォアシュピの盛り上がりを見ていても立ってもいられなくなって九州から来ちゃった斉藤さん、分かります。私もそうでした! 前作のOPENもそうだけど、コンパクトなのにメチャクチャ洗練されてんなチクショー!(コウメ太夫

 この発想はなかったわ! アハ体験だわ! 手札運の平準化を手札を変えないことでやらせるのはぶくぶくに通じるものがあるのかな。弱い手札は弱いと言うことだけはよく分かりました(

にゃーにゃー大フゴー(クリボ実験室)

 こちらも大富豪。ネーミングセンスがメチャクチャいいやつ。ルール聞いて「アブルクセンかな?」ってちょっと思ったり。大富豪の醍醐味って何時しゃがんで何時勝負するかのハンドマネジメントなんだなと思える良作。

 LOOPもにゃーにゃー大フゴー!も同じ大富豪だけどどこに焦点当てたかでこんな違う大富豪になるし、ミニマムゲームまだまだ進化の余地があるなって嬉しくなったわね。

いぬポーカー(Mob+)

 こわいひと宮野さんの怖くないゲーム。
 ねこポーカーも面白かったけどいぬポーカーもじわじわくるドラフトゲーム! カードデザインがごちゃっとしてるのでルールが多そうに見えてひるむ人いそう……。実際には難しいことは全くないんだけど、点数の面積が多いと情報多く見えてちょっと損してる気がしました。

 ゲームはシンプルかつもう一度! ってなるするめ味があって大変よいです。

公平と平等(株式会社ライルズ)

 心理戦ゲー。タイトルがしびれる! 好き!
 単なるギャンブルでなく、じわじわ見えてくるとっかかりが程よく、また、追加ルールを少しずつ盛っていく事で4度美味しいので、プレーンルールから一度ずつ遊んで欲しい。レガシーみがあってよい。

 アートワークもシンプルながら見やすくてオサレで好き。タイトル通りpoliticalなテーマのゲームですよーって言ってたけど別にそれを忌避することはないんじゃないですかね。アメリカのゲームなんてメチャクチャpoliticalだし……。アメリカ固有の事情かw

 3-5人ゲーでプレイベスト人数が5なのが若干ネックで、遊んでてこれ人数減るとおもしろみが薄れるだろうなってのはかなり感じたので、5人で普段からゲームする人ならオススメできるかな。