邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

The Mind(ザ・マインド)

 

2人~4人

15分前後
2018年~
システム:Wolfgang Warsch
アート:Oliver Freudenreich
Nürnberger-Spielkarten-Verlag/White Goblin Games/アークライト

 

☆どんなゲーム?

 無言で1-100までのカードを数字の順に一枚ずつ、一切の相談無し会話なしで昇順に出していく協力ゲーム。

 2018年SDJノミネート作にしてSDJノミネート作最大の問題作。

 2018年のSDJノミネート作を席巻した新進気鋭のイケメン(その情報要らない)ボードゲームデザイナー「ヴォルフガング・ヴァルシュ(だかヴォルシュだか)」の話題作です。

 

☆レビューとか

 とにかく変なゲームです。このゲームがSDJ取ったらSDJはもう信用しないとまで人に言わしめた程の変さ。正直、問題作と言われたのも解る気がします。説明書を読むと判りますが、スピリチュアル臭がすごいです。スピ系苦手な人にはお勧めしません。うっかり遊んで、スピリチュアル勢をあぶり出したりすると目も当てられない、みたいな謎の心配をしてしまいます。ボドゲマインドシーカーという表現がぴったりきます。

 ザ・ゲームの延長版みたいなゲームですが、どちらかというとESPカードに似ています。

 相手の空気を読んで(無言で)カードを順番に置いていくというゲームです。まあ普通にやるとレベル5くらいで終わります。何となくですが、少人数の方がうまくいく気がします。ガチ勢にはなんだか訳がわからないかと思います。これはコミュニケーションゲームだ! と割り切って遊ぶべきでしょう。そうあるべき。

 Abema! テレビでは、手持ちのカードを何かに例えて会話して予想すると言うヴァリアントで遊んでおり、そういう遊び方をするとよりコミュニケーションゲーム臭が強くなるので、場合によってはそういう遊び方もいいかもしれません。その場合は、例える物のテーマを決める事と、例える物が定量化されにくいテーマを選ぶべきでしょう。その方がおのおのの価値観がにじみ出て面白そうです。