邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

Pandemic: The Cure(パンデミック:完全治療)

boardgamegeek.com

2人~5人

20分~40分
2015年~
システム:Matt Leacock

アート:Bernard Bittler/Philippe Guérin/Chris Quilliams

ホビージャパン/Z-Man Games

 

◇どんなゲーム?

 あの協力ゲームの元祖にして名作、パンデミックがダイスゲームになりました!(雑)

 

◇レビューとか

  パンデミック未プレイからの初プレイパンデミック。ダイスゲーム大好きだけど、パンデミックって結構カツカツのゲームバランスというイメージ+奉行問題の総本山的な偏見があり手を出せておりませんでしたが、レビューなど見ているうちに、パンデミックっていっても色々あるんだ、ちょっと興味が……と言う時に、ゲーム会に持ち込まれた為早速プレイ。

 2卓でゲームが回りましたが、自分が参加している卓ではダイス目が良かったせいもありかなり余裕を持ってクリア、別の卓ではそれなりに追い詰められたとはいえ、ギリギリまで追い詰められるというほどではない状態でクリアできていたので、難易度はかなりゆるいようです(一番簡単な難易度だったのもあると思われます)。

 さいころを振る楽しさや、行動によっては一時的に行動の幅が狭まるとか、色々要素があって楽しめましたが、もう少しドキドキする要素があっても良かったかな。キャラクターの能力が少し強すぎでは? と思うところもありましたが、パンデミックシリーズのとっかかりとしてはこれくらいでもいいのかも知れないと思います。がっつり勢はゲームバランスを調整すればいいですし。

 ゲームバランス的にはぬるいのに、カードテキストが多く、いうほど低年齢向けという感じでもないので、バランス的にはうーんと思わなくもないです。パーティゲーム寄りの協力ゲームとして考えればありじゃないかという気はしますが、それにしてはテーマが厳つい。アンバランスな感じがしますね……。

 フレーバーはともかくとして協力ゲーム初心者の入り口としては悪くないし、私は結構好きです。普通にヤッツィー系ダイスゲームが好きな人なら安心して勧められます。ただし、パンデミックが奉行問題の総本山というイメージは払拭できてないし、対策も行う気ないんだな制作者、とはかなり強く思いました(実際にそういう発言もされているようです)。