ゲムマ行ってきたよウェーイ!
金曜日は毎度お馴染み前日ゲーム会に行ってきたよ!
今回は、スケジュールの都合で途中離脱。すでに欲しいゲームが決まっており、また前々日くらいに中古の出物があるのが確定したので、追加で買うことは考えていなかったのですが、参加できそうなゲーム会が開かれていないのもあったので、こちらへ。
遊んだゲームをいくつか簡単紹介&レビュー。
・平遥(静言思桌游/双六小僧のボードゲーム販売所)
3ラウンドだけ遊ばせて貰いました。
あいにくこれ系の複雑な、情報の多いゲームは脳の処理能力を超えているので私的にはNfMなのですが、めちゃくちゃよく出来てるので、コレ系のリソースをもっちゃもっちゃいじくりながら細かくお金を稼いで行くみたいなのが大好きな人には超全力でお勧めします。3ラウンド遊んだ感じでは、インタラクションはかなり弱めでした。
ゲームシステム的にはダイスプレイスメント&(疑似)ワーカープレイスメント&拡大再生産、システム的にはにそこまで複雑ではないのですが、何分、個人ボードと全体ボードのダブルで考えなければいけないことがいっぱいで、計算苦手勢的には結構辛かったです。
小僧さんのソロプレイ動画で、だいたいの内容が把握できると思うので是非どうぞ。
序盤しかやってなくてこういう論評をすると怒られそうですが、個人的には(あんまり重ゲーしませんが)普通にエッセンで通用するレベルのしっかりしたゲームです。
また、コンポーネントの質が高く、めちゃくちゃ豪華なので、それだけでも所有欲を満足させられるかな、と。
難点をいうなら、まだボードのデザインなどが経験値なくてこなれていない事ですね。美しさと、プレイアビリティはイコールではないんだなあという。
たとえば、支店のレベルが3段階あるのですが、レベル1~3なら、上に上がっていくとか左から右に増えていくのが自然だと思うのですが、何故か上から下に発展していくという……何でやねん!
個人的には個別にサマリー欲しかったかな。
※右のカードは海洋公園のプロモ。左の銀色のカードも別のゲームのプロモかもしれないです。
・イロトカタチ
今回は販売せず、中村誠氏のブースで試遊する形での出展です。
ロクジゾーさんのゲームとテーマ、コンポーネントが似ていると言うことでちょっと話題になったりもしました。(そもそもコンセプトが違うそうですが)。
カードをランダムに12枚引いてから、お題をカードで表現するゲーム。絵を描かなくて良いお絵かきゲームとして優秀。お絵かきゲームってだいたい絵が描ける人が超有利なのですが、このゲーム、そもそも色が思ったようにセレクトできないし、色がうまく良いカードを引ければ、その色だけでお題を伝えられたりもするので、絵心はさほど必要ないです。あと、このゲーム動きがOKなんで、そこもポイントになってます。
ただ、色覚障害の方には遊べないタイプのゲームかな。
女性のゲームデザイナーは世界的にも少ないので、頑張って欲しいです。
・色映に生へど(nononon factory)
マストフォロー切り札ありのトリテ。フォローできず違うスートのカードを出すと、その色が切り札になり、集めた色の最低点だけが得点になる。プレイ感がシュティヒェルンそっくり(マストフォローなのに!)なので、シュティヒェルン好きならいいかも。
・シ祖狩リ ~始祖と狩人~(フダコマゲームズ)
デビュー作?「くだサル」がいきなり商業化されたりと、勢いある若いサークルの準新作。明らかな「ブレイド」愛を感じたりw
正体隠匿とはいえど、会話一切なし、しかもロジック系とも言いがたい(ロジックの要素はある)ほどよい緊迫感のある良い感じのプレイ感、言葉に出さずにブラフを仕掛ける要素もありますし、悩まし面白いです。
ただ、初心者プレイヤーが始祖を引いた時に初手でゲームを壊してしまうパターンがあるので(宣言したカードを引いたのに、セットが作れなくて始祖だとばれる)説明書にtipsとして盛り込んであると良いかもですね。インストの時にはその辺の説明がなかったので、説明書にはあるかもしれません。
・ベストワードクラブ(一年中未来)
ワードゲームってだいたいスピード勝負だったり単語出てこなくてゲーム中地蔵化しがちなので、欲しいジャンルだけど手が出せなかったんですが、コレはめちゃくちゃいい! と思ったら200個予約で完売だってよケッ! 幻冬舎あたりが商品化するんじゃないかな。幻冬舎じゃなければ欲しいですが。
他にも、めっちゃ印刷がきれいに出てて、中の人的に安堵した時代劇3600秒(まだ遊べてない)とか、入れ違いでまた遊べなかったHYAKKATEN(ほぼコレ目当てで来たので泣いた)とかを尻目に、秋葉原をあとにしたのでした。
今回の前日ゲーム会は、当日が平日と言うこともありまして、ゲーム製作者側が過剰で一般プレイヤーが少なく、前回の反省を生かしてかテーブルが少なかったので、テーブルでだべってるサークルさんが結構多かった……。そこでゲームできたら良いのに、と思っていたり。
あとボザとヤニックさん来てたけど声かけられなかった。へたれた。悲しみ。
悲しみに包まれつつ、中野へ。
中野と言えばオムライスですね!!!!
私が今まで食べた中で世界で3番目にうまいオムライスでした。(1番と2番はボドゲ関係ない店)実はオムライスってあんまり好きじゃなかったんですが、基本家でおかんが残り物をかき集めて作る料理っていうイメージかつ、美味しいのに出会ったことが40過ぎまでなかったんですよね。だから外でもオムライスは今まで意図的に避けてたジャンルっていうか……知らんがな! あとオムライス以外のメニューもめっちゃうまかったです。すごいお腹ふくれる。幸せだった。
ゴボウポタージュおすすめされてたので食べました。優しくてふんわりしておいしい。でもオムライスはトマト系が好きかな。次はトマトソース系行こう。デザートとか色々チャレンジしてぇ! あとボドゲしたい!(しないで帰った)
実はボドパス、買ってみたんですが全く使う機会がなくて、最後の日だったので頑張って使う為に、前から行きたかったkurumariに来たんですが、ホント来てよかったです。オサレ外観、扉を開けたらボドゲボドゲボドゲ! 飯もうまいし最高か。今度みんなで行こう!
ゲームマーケット総評
1日目は当ブースのお隣が最後まで来なかったり(大鎌戦役攻略本をお求めの方が多数いらっしゃいました……)もしましたが、私は元気です。嘘です。寝不足で結構大変でした。疲れてても眠れないってつらいね!
大阪に比べて東京のお客さんは薄いのかなーというのは感じなくもなかったです。
ゲムマの個人ブースで一番人気はだいたい中古、ってのは今年も同じだったな的な話とか、気になるのはそんなですかね? 割とちゃんと挨拶できなかったサークルさんも多くて申し訳なさ味。
わしのお買い物はこんな感じです。突発で買ったのは初めてから楽しむボードゲームクイズ。クイズってみんなでやるとめっちゃ楽しいんですよね! ボドゲクイズ会とかやってみたいけどマニアに荒らされそうなので無理だな……(クイズマニアはコワイという謎の偏見を周りから植え付けられている)。
なおこの中で最高額のアイテムは、緑のカジノロワイヤルに隠れている、クニツィアのコード破りです。友達に代理を頼んで、買ってきて貰ったあとでひゃってなった。まあ、覚悟はしてたよ……。10k超えなかっただけましですかね?(つら
あと、マジカルベーカリーのトートバッグをブースで配布してたんですが(無料で)もうそのプロモのやり方がガチプロ感あって(だって、知らなければ、あのゲームめっちゃ売れてるんやなって思うじゃないですか)、あそこ最初は同人サークルっていう認識だったんですが、完全にプロだったんだなーと。いや、あとでプロ化したのかもですが、アートワークや販売戦略など、ゲームマーケットという市場をめちゃくちゃ研究してますよね。素直にすごいです。資本ないと真似られないから参考に全くなりませんけど。一度こういう話を聞いて回りたい。
売り方をTwitterでしゃべってるサークルのゲームは買いたくないって言ってらっしゃる買い手の気持ちはわからなくもないですが、むしろもっとサークル側は売り方を研究しないと売れない時代になってきてる感じはあります。どのサークルもブースの飾り付けが年々華やかになっているので、ディスプレイに凝ってないサークルさんは軒並み苦戦していたように見えました。コミケみたいにでかいポスターをサークルブースの後ろにかけてるところの多いこと! ポスタースタンド必須だなあと思いました。なお、当サークルは荷物を別のスーツケースに移し替える段階でポスタースタンドの台を家に忘れて参りました。
今回は企業ブースなどで目玉になるブースはそんなに多くなかったのですが、あえて言うならキックスターターの初出店は目玉かな。まあコーヒーただで配ってたくらいですが、どっちかっていうとサークルさんにうちを使ってね、的なプロモだったのでしょう。私コーヒー飲めないので関係なかったですが。携帯充電器らしきものもあったし、ソファおいてあって休めるようになってたのはアメリカ資本すげえなって思ってました(発想が卑しい)。
サークルさん側からは、企業ブースでイベント連続であるせいでこっちに人が流れてこない……って言う声もあったので、同人ブースでも何か企画がやれた方が良いのかな?(あんまりうるさいと販売の邪魔になるのでとても難しい)
その他の気になったブース
今回は全然試遊しなかったんだけど、一個だけ試遊したゲームあった。
・LAMA(くにちー)
SdJ候補作。基本は手札をなくしていくゴーアウト系のゲームで、場に出たカードと同じ数字か一個上の数字をひたすら出していく。なければカードを引く。カードは1-6+ラマ。ラマは6の次の数字として出せる。ラマの次はラマか1を出す。何でラマなのかはクニツィアだけしかわからない(多分何でもよかったんだと思う)。
自分の時はほぼ手なりにプレイしていて、何故か引き運がよくて勝ってしまったので、運ゲー感があったんだけども、何度もやると戦略性が見えてくるのかもしれない。途中でこれ以上失点したくないというときにカードを伏せて降りる事も出来るけれども、手札を完全に無くして終われると、失点を1チップ分戻せるのでそこがディレンマかな。正直うーんって感じで、私的にはパスかな。ZEROの方が圧倒的に面白いでしょ(むしろ、ユーザー層的にキッズ向け)。
2日目は疲労が極致に達していたので、用事を何とか済ませて(それもえらくかかってしまった)脱出! そのあとは恒例のビタミン寿司補給。
今回はかなり疲れていたので、指定で正解だったよ……。
名古屋戻ったら胡椒袋……違う、フランチャイズと拡張を渡してミッション終了。フランチャイズ拡張は、1日目は買えませんでしたが、2日目にキープされてる分があったみたいで、結構遅めに行ったのに買えました。よかったし。いつか遊ばせてください。