邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

「電力会社カードゲーム」個別プレイシートを公開しました。

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わしのウェブサイト

http://tantramachine.com/powergridcardgameplaysheet.zip

 

Booth

https://tantramachine.booth.pm/items/1261367 

A4で印刷してB5サイズにカットして使用します。

各プレイヤーのCEOカードに対応する色がついてます。

英語日本語2カ国語対応です。

そこを英語で書けって言われそうだな! わかる!

 

上の三角はCEOカードの色に対応しています。また、資源カードを回転させて現在の資源数を把握するのに、三角のところに現在の資源数を合わせるとわかりやすいかな? と思って付けました!

今後、使用感などを伺ったらアップデートするかもしれないです。

無料なのでバリバリ使ってくださいね!

ゲームマーケット2019大阪に出展します。

 ゲームマーケット2019大阪に「秘教機械(タントラマシーン)」で出展します。

 ブース番号はO-07です。宜しくお願いします。

 で、ゲームマーケットの新作ですが、「電力会社カードゲーム」のプレイマットを販売いたします。

 通常価格4000円ですが、早期予約分に限り3500円にて販売いたします。予約しよう!

 早期予約締切は2/20です。短くてすみ ません!

 早期予約分以降の予約は、途中で打ち切る可能性があります。ご了承ください。

 

・日英2カ国語併記(翻訳はおかんキャスのおかんさん&おとんさん@Big Cat Gamesにご協力いただきました!)

・撥水トロマット(ポリエステル100%)

・サイズ:650*970(でかい)

 

ゲームマーケット2019大阪電力会社カードゲームプレイマット予約フォーム

 

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 電力会社カードゲーム以外では、ボドゲ漫画シリーズと、ばねこアンソロ、クトゥルフステッカー、ボドゲポップ、世界の七不思議プレイサマリーなどを持参いたします。いあいあ。

 

Fold-it(フォールドイット)


1人~5人

20分前後
2016年~
システム:Yohan Goh
アート:Agsty Im
Happy Baobab

 

☆レビューとか

 知育玩具的なゲームを出されている韓国のメーカー、ハッピーバオバブさんのゲームです(※他にも色んなメーカーから出てて、どこが最初に出したかはよくわからないです)。知育玩具と言ってもこのゲームはかなりガチで、布を使っているところが新しさかな。ただ布を使ってるなら別にどうと言う事はないのですが、実際遊べばコンポーネントの必然性として布を選んだのがよくわかります。

 内容的には、カードに指定された絵柄の食べ物を、布をその食べ物の絵柄だけが見えるように折りたたむアクションパズルです。絵柄が絶妙に(そっくりすぎない程度に)紛らわしいのがポイントで、ここが数字やシンプルな記号だと面白さ半減。アートワークも美しく、手触りも気持ちよい布なので遊んでいて楽しいですし、おそらく手洗いであれば素材的にも洗う事が可能と思われるため、汚れを気にせず遊べると思います。

 まあこの手のゲームはどうしても得手不得手が出る気がしますが、難しすぎる事もないし、ソロでじっくり遊ぶのもありなので、お子様と遊ぶ方もそうでもない方も楽しめる良いゲームだと思います。眼鏡拭きにも使えるよ!(いやしねぇし!)

競りゲー3本勝負その3「袋の中の猫フィロー」

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 今日の漫画はフリーゼの「袋の中の猫フィロー」。競りゲー三本勝負の最終話です。最終話だからちゃんとオチつけないとね…。

 フリーゼのゲームは練りに練りこんだ挙句にわざと雑にしてる部分があるように感じられて、その感じが好きだったりします。

 まあこのメンバー全員SAN値ゼロだと思うので別に発狂したりはしません。

Oh My Goods!(オー・マイ・グーッズ!)


2人~4人

30分前後
2015年~
システム:Alexander Pfister
アート:Klemens Franz
999 Games/Lookout Games/ホビージャパン

☆どんなゲーム?

 カードを使った農村テーマの拡大再生産。トークンの代わりにカードを使って資材を表すローコス仕様が特徴です。

 オーストリアボードゲーム博物館からリリースされた「Royal Goods」が、後にLookout Spieleから「Oh my Goods !」として再販されました。

 

☆レビューとか

 最初ルールブックを見てめまいが起こり、しばらく放置していました(笑)。なんだこのわかりにくいルールは!!! 

 まあ結局、困った時はレビューサイトや動画を見て何とかすれば何とかなるので、何とかして、インストまでやって、初プレイを通してやって、あっ! このゲーム私には無理! グッバイグーッズ、フォーエバーグーッズ! となりました。ノットフォーミー。

 あっ待って下さいけなすレビューじゃないんです!

 でもですね、ゲームとしては実によく出来ているのです。つまらなかった訳ではないのです。私のポンコツ思考回路と致命的に相性が悪いだけなのです。ルールブックが意味不明な文字の羅列でもしルールが理解出来なかったとしても、それを頑張って調べて、遊ぶだけの価値はあると思います。好みはあると思いますが。

 ゲームの内容はいわゆる拡大再生産ゲームです。コンボをうまく組んで得点稼ごう系のゲームなのですが、コンポーネントを無理矢理全部カードにしてしまい、しかもすべて一種類のカードにまとめるという無茶をやったが為にこんな煩雑になっただけで、多分普通にトークンとかボードがあればもっと簡単になったのです。ローコスト化することでゲームとしてのプレイアビリティを損なっているのです。本末転倒です。

 やっぱけなしとるやんけ。

 いやアイコンが小さすぎて老眼勢には割と辛いんですよこのゲーム……。もうアラフィフだし。建物のイラストもっと小さくして、素材アイコンでかくしていいと思うんです。あと1.5倍、可能なら2倍くらいにオナシャス。

 日の出と日の入りに場に出されたカードのアイコンで、建物の生産物が作れるかどうか天運を祈るって言うシステムは結構面白いと思うんですが、それが小さくてですね、みんな覗き込まないと見えない訳ですよ。これはデザインの失敗ですね! いやでもこのシステムは運否天賦感があって楽しいです。うわーとかぎゃーとか言いながら、手札を切って素材を補填したり、そもそも素材がなかったりして何も出来ない。手抜きさえしておけば素材が足りて作れたのに! とか、そういうところをもっちゃもっちゃするのは楽しいです。まあそもそも素材が出てこなかったり手札に回ってこなかったりするんですが!!!! これはリアルのシミュレートとしては成功している。多分このゲームのエッセンスの半分はここ。

 で、残りのエッセンスの半分はカードのコンボなのですが、私はワーカー取るのにこだわりすぎて最後まで一人もワーカーが取れないというお笑い草なプレイングで一人沈んだのでコンボの妙を最後まで味わうことなくプレイが終わったのでよくわかりませんでした! でも、うまいこと手元の建物をつながるように立てて、高いお金を生み出す商品を作れるとガンガン建物を建ててワーカーさんもガンガン雇えるので、そういうところを考えて建物を建てていけば生産わー楽し~! という感じになる筈で、そこをまずは狙っていくゲームなんだってことに気づいた時にはゲーム終わってました。ハッハッハ! 初期建物(全員炭焼き小屋を持っていますが、炭を焼けるのに使う素材が全員違います)と狙ってるワーカー(ワーカーを取るには、カードに書いてある特定の組み合わせで建物を取らなければいけないので、条件枚数少ないワーカーを取ろうとすると同色建物2枚とかでカードが偏る)が必要素材が全く一緒だったりして、何故ばらけさせないのって言われましたがそこで思考が回るならこの手のゲームNfMって言わないんですよね(近視眼的な自分が悪いのでゲームのせいではないです)。

 普通にこの手の拡大再生産の思考に慣れている方なら、この辺のコンボへの思考などのとっかかりは私などより遙かに出来るはずなので、ここはおそらく問題にならない筈です。

 ものすごーくとっかかりが悪いのは半分くらいはカードデザインのせいで、もう半分は確実にルールブックのせいです。でもそこを超えて、あと目が悪くなければ、そして拡大再生産のコンボ気持ちい~! という拡大再生産大好きっ子だったら結構楽しいと思います。カードゲーのふりをした重ゲーという噂通りのゲームでした。NfM。かつ、ノット初心者向け。中級者以上。あとカードのデザインもう少し何とかしろ。

 結論:ぷふぃこわ。

競りゲー三本勝負 その2「メイドギルドへようこそ」

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 メイドギルドへようこそはみさき工房の同人ゲー。

 限られた情報の中で選択権を競るという独特のシステムの競りゲー。しかも、競りを降りられない上にお金を使い切ったら負け! しゃがもうとしてもくろメイドが邪魔をするいやらしさ! カンタンなルールなのにディレンマだらけのいやらし面白いゲームです。相場観も手持ちの上限が決まってるのであまり難しく考えなくて良いところもいいですね。

 今回一番面倒くさかったのはくろメイドにぱふぱふされるハーゴンで、今回描いてて一番楽しかったのはくろメイドマンです。