Enchanted plumes
アートワークがめちゃくちゃ同人ゲーム臭い、と言うのが第一印象で、パッケージを見て、すぐに箱裏を見て何という同人サークルなのか確認したら全部英語なので驚嘆したというのが第一印象です。海外メーカーのゲームだよ!
なおナチュラルに日本語ルールが付属しておりました(笑)。
・イラストの質は高い
・パッケージにおけるロゴの主張が強すぎて、言われるまでクジャクのゲームだとわからなかった
・一応色以外のデザイン部分でクジャクの羽の種類が見分けられるようにはしているものの、カードを重ねると色毎に異なっているデザイン部分が全部隠れてしまうので役に立たない
・イラストは技術高い、ぎらぎらしたいかにもCG然としたエアブラシ使いまくりの情報量多いデジタル絵。ボードゲームだとこういう絵柄は意外とわかりづらくてダメなんですよね……。
・離れたところからだと色味の近い緑と黄色などは、結局模様の違いなどは読み取りづらい。
・箱絵の配置が何故かすごく右端に寄ってて、左側に謎の中途半端な空白がある。
とまあ、正直あんまり購買意欲をそそらない見た目でした。アートディレクションって大事だなあと思いました。
ゲームはペンギンパーティ的逆ピラミッドをいっぱい作って点数を稼ぐディレンマたっぷりのスパイシーなカードドラフトシステムで、アイディアはとてもいいと思います。ゲームから降りる事が出来ない(必ず1手番に規定のアクションを行わなければならない)ので、終盤が謎のタイミングゲーになってるのがちょっとモヤるけど、決して悪くはないです。
Mon
めちゃくちゃシンプルな、これぞザ・ジャパニーズ・ミニマルゲーム! って感じのゲーム。言語依存もないし遊びやすい! ルールも少ない。そして運要素と悩ましさがすごくバランスが良い。なお日本語版は進撃の巨人のガワを乗せたゲームであるようです。
進撃の巨人は読んでない為、テーマとあってるかの判断はわからんけど、進撃好きでボドゲはよく知らない人がターゲットである前提で考えると、簡単に理解できるルールでかつそれくらいのゲーム理解度のプレイヤーでも問題なくゲームができるレベルのシンプルルールにしっかり洗面器ディレンマ、これはオススメ! 運要素もまあまあ強めですがそれがまたスパイシーで大変よろしい。軽いので何度でも遊べるし。
スタジオムンディさんのゲーム、結構好きな感じのゲームをリリースされてるのでチェックしていきたい。
クイックショット
カナイセイジプレゼンツのポスト・ラブレター。ポストラブレター的なゲームは「タジーマジー」(日本語版だと「タッジーマッジー」になってるのか)などいくつか出てるけども、これはカナイ節がうなりまくってる正当後継という感じ。タジーマジーは脱落なくてここまでスピード感ある作りになってないので、比較はあまり適切ではないかも。
クイックショットはラブレターをさらに加速させたようなゲームなので、ラブレターがつまらんと言う人には向いてない、と思う一方で、ラブレターの読み合い要素がよりパーティ向けになってると思うので、もう少し広い層にリーチしそうではある。フィラーゲーとして優秀。さらに軽く、ロジックより読み合いに全振りした感じ。
自分の好みとしてはMONがとても良かったけども、どれも遊びやすく、自分の好みから大幅に外れたゲームではなかったです。