邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

ebbes(エベス、エッベス)


3人~5人

45分
2013年~
システム:Klaus Geis
アート:Ronja Hähnlein
Palatia Spiele

 

◇どんなゲーム?

 「基本は」良くあるマストフォローのトリックテイキングです。

 このゲームの特徴は、5スートあるうちのどのスートが切札や点数になってどのカードがマイナスになるかが途中までわからないこと。5スートの得失点や切り札の決め方は、各スートのある数字(毎ラウンド変更)が場に出た順となります。

最初に出たスート:切札

2番目に出たスート:得点

3番目に出たスート:エベス(最大・最小の枚数をトリックで取った人は点数が入らない、最大でも最小でもない枚数を集めた人だけ点数がもらえる)

4番目に出たスート:マイナス点

5番目に出たスート:最もたくさん取った人がスタートプレイヤー

 マイナス点一定数取ってしまったプレイヤーがいたり、プラス一定数取ったプレイヤーがいたり、特定ラウンド数をこなしたらゲーム終了。一番得点が高い人が勝ちです。(うろ覚えなので間違ってたら済みません)

 

◇レビューとか。

 何故かこのゲーム、得点ボードが付いてきます。何でだろう? そしてマップにはマイナス点が……。

 基本点数を集めるタイプのトリテですが、マイナス点もあるのでカードを取りまくっても全く勝てません(むしろ取らない方がいいくらい)。さらに、スートを確定させる行為がめちゃくちゃ弱いです。なるべくスートを確定させないようにしつつ、トリックを取るか取らないか悩むタイプのゲームです。難しすぎ! 湯気出るわ! しゅうう……。全く勝てる気がしません! ムズ過ぎ! 個人的には変態度が足りないと思いました。もっと変態な方が好みです。やや変態、くらいのガチトリテをお求めの方に。

 あと、えび茶と普通の茶色のカードがあって、ちょっと紛らわしいと思いました。マークもあるので間違えるほどではないですが、色彩障害的には大丈夫なのだろうか???

 5人プレイだと運ゲー感が強いので、3-4人が最適のようです。