邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

kigi(きぎ)


2人~5人

20分前後

2014年~

デザイン・アート:Daniel Solis
Game Field (II)/Kudu Games/Shanghai Creative Tree Cultural Spreading Co. 

◇どんなゲーム?

 ある富豪が世界的に有名な画家たちを集め、彼らに美しい壁画の作成を求めました。
画家たちはお互いの絵に邪魔をしながら、最も注文に合った絵の完成を競い合います。
腕の良い画家たちは世界中の素晴らしいお宝(得点!)を獲得するでしょう。

 

  という体の絵合わせ&セットコレクション&マジョリティゲームです。

 絵に描いた枝の癖に花がつきすぎるとへし折れる無駄なリアルリアリティミッションカードによる加点をうまく利用して得点を稼ぎましょう。

 

 なお、公式サイトが無駄に凝ってて美しいので興味ある人は覗いてみてください。

 

◇レビュー

 アートワークが美しいので購入しました。

 実際に遊んでみると枝が折れるルールが直感的でなく、ルールブックの日本語も曖昧なため、把握するのに苦労しました(正直今でも自信がないです……)。同じ花の絵がつながっていると得点になるらしいのですが、正直自分でも何を言っているのか、どう説明していいものか未だにわかりません。ハッハッハ! 大体においてゲームで直感的でないルールを採用すると、みんな間違えてそこで躓くのであまりよろしくないと思います。実際、点数計算が毎回おっかなびっくりで、インストも考慮するとプレイングは記載されている時間よりかかる気がします。

 ゲーム中には、ミッションカード的なものが存在し、手に入れた上で条件を満たしていると得点がさらに増えるのですが、ミッションカードで矛盾したものを取った場合のゲーム的なデメリットが全くないため、ミッションカードをかき集めるプレイになりがち。

 セールス的に不評だったそうで、クラウドファンディングでリメイク版のKODAMAも出ていますが、あんまりプレイ感は変わってなかったです……。