邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

Riddle of the Ring(指輪の謎)

 多分、人生で初めて買った、パーティ系でない本格的なボードゲームについて。

2人~8人

120分前後

1982年~

システム:John Califf/William A. Walker
アート:Rick Britton/James Holloway/Jessica Ney
Fellowship Games/ホビージャパン/Iron Crown Enterprises

 

◇どんなゲーム?

 あの名作「指輪物語」をボードゲーム化! プレイヤーは2陣営に分かれてヘックスマップを移動し、都市でカードを取得しつつ戦力を確保。他のプレイヤーと戦争したりなぞなぞを仕掛けたりして、指輪カードを奪取し、ホビット陣営は滅びの山へ、黒の乗り手陣営はバラド・ドゥアへ指輪を持ち込めば勝ち、というゲーム。

  めちゃくちゃおおざっぱに言うと、陣営あり、殴り合いありのマップのあるばば抜きです( 

 

◇レビュー

 一言で言うと、光と闇の軍勢に別れて指輪を取り合うゲーム(ただ実質このゲームは一人勝ちルールだったような記憶もあって曖昧です……チーム戦のようでチーム戦ではなかった記憶)。

 実は高校生くらいの時に遊んでめっちゃ惚れ込み、速攻買ったんですが、指輪のカードがすぐボロボロになって一目でわかるようになってしまったので捨ててしまいました。もったいない。今ならスリーブ必須ですね。とはいえ20年以上前のゲームで既に絶版なので、オクで手に入れるしかなさそうです。(海外でこのゲームを再版したらしい的な情報を手に入れましたが、詳しい事はちょっと解りません)

 カードの取り合いは戦闘かなぞなぞ(という名のカード当て)か、キャラクターカードの効果によるカード抜き(指輪を盗む専用の「ゴクリ」カードも!)なので、ご立派なボードがある割には(もちろんボードは必要なのですが)プレイ感がちょっとばば抜きっぽいところもあって、そこが当時中学~高校生だった自分には取っつきやすかったのかなと思います。ルール的には決して難易度が高いゲームではないです。

 まあ、今にして思えばベタなアメリカントラッシュであり、非常に雑なゲームだったなーと思うところもあります。何せ、初手で指輪と、好きなところに移動出来るカードを手に入れて、いきなり滅びの山に飛び込んで勝ったことがあったので。その時はプレイ時間10分くらいだった!(笑)

 今でも欲しいけど、上記の理由で美品でないと手が出ないですね。流石にもう1万円では手に入らないでしょうし、再販の見込みもなさそうです。言語依存もかなりきついので、英語版を手に入れようという気は流石に起こりません。