私現在のナンバーワン推しゲー来ちゃった☆
システム:Connor Reid
アート:Alex Diochon
2人~5人
5分~30分
2017年
Wiggles 3D/KOSMOS/Spin Master
◇どんなゲーム?
きっかり5分でダンジョンを制覇せよ!
5人の勇者達はそれぞれに特技を持っており、カードを捨てることで特殊能力を発揮する。お互いに助け合い、途中の障害物や敵を打ち負かし、ボスまで到達せよ! ラスボスのダンジョンマスターは手強いぞ!
Kickstarterからデビューして、SDJ推薦リストに入るなど何気に存在感を示しつつある、アクション型協力ゲーム! スマホがあればオリジナルのタイマーアプリも併用して、ゲームの雰囲気を盛り上げよう!(作者のコナー・レイドの声も聞けるぞ! 笑*1)
各キャラクターは固有のデッキを持ち、キャラクターカラー/デッキカラーに対応した5つのシンボル(剣、巻物、ジャンプ、矢、盾)を駆使して、ドアカードを排除していきます。全てがリアルタイムで行われているので相談しているヒマはありません!
◇レビュー
奉行問題を力技(スピード)で解決してるところが斬新な協力ゲーム。バランスも簡単~超難易度(言うて、初挑戦でもクリア可能なレベル)まであるので、協力ゲームにありがちな難易度高すぎて全然クリア出来ないしんどさは感じにくい作りです。アクションゲームが苦手な人がいたり人数が少なかったとしても、3面ボスくらいまでは到達までは出来るようになっています。1回あたりのプレイが全力なので、難易度の割に達成感が高いのが魅力的な要素だと思います。
スート縛りのあるスピードのようなプレイ感ですが、5分で取りあえず終わるのと、詰まった時は時間を止める能力で一息つくことも可能です。アクションゲームは得手不得手が出がちですが、何せ協力ゲームなので、ある程度はフォローが可能。とはいえ、プレイ人数は多い方が圧倒的に気楽に出来ます。もしプレイヤーにアクション苦手/不慣れ勢が多そうなら、ウィザードの能力(時間を止める)は入れておいた方がいいと思います。
このゲーム、Kickstarter発なだけあって、すごくアートワークに力が入っていまして(日本人好みではないかも知れませんが)、手に入れてからわかったんですが、全てのドアカードのイラストが一切使い回しなしの描き下ろしで驚愕……力入りまくりです。読み込み中のスクリーンとか(笑)ボスのゴルゴンがゾーラっていう名前で、ゴルゴン・ゾーラやんけ! って言うダジャレとか、どう見てもピーチ姫にしか見えないキャラクターとかドラクエのスライムっぽい奴とか、スティーブお前誰やねんコナーの友達か? とか、パロディやら小ネタがてんこ盛りでいちいち面白いのです。が、プレイ中は残念ながら見ているヒマは一切ありません。各キャラクターデッキの裏面が、全部合わせるとゲームのロゴの5の文字になってたり、ほんと改めて一枚ずつ見て欲しいです。ただし。女性キャラクターは例外なくブスです。
ルール的には十分子供とも遊べますが、確実にプレイスタイル的にカードが傷みやすいので、スリーブ必須の癖にカード枚数が多くて、そこがちょっと大変かも。カードはユーロサイズで良かったかと記憶しております。
現時点で正規ルートからの輸入がほぼ行われていないので(悲しみ)米Amazonでの購入しかなさそうですが、本当にいいゲームなのでどっかのメーカーさん、ぜひ日本語版出して下さい!
まあ、ほぼ日本語わからなくてもいいくらいテキスト少ないけどなこのゲーム(
ルルブもgoogle使いつつで自力翻訳可能なレベルで簡単英語だったので、英語アレルギーでなければ困ることはないです。必要でしたら私の邦訳テキストお譲り出来ますので、買った! と言う人はお声をおかけ下さい……。本当は布教用に1ダースくらい輸入したい……。
◇入手について
5月にKOSMOSからドイツ版が出ました。
→発行元がSPIN MASTERに変わりました。パッケージがリニューアルされて変形サイズの箱に変更となり(邪魔)米Amazonで購入可能になりました。何であんな奇天烈な形にしよんねん! あっ、もしかして……。
砂時計か? 砂時計なのか??????
現在拡張がKickstarterに上がっておりますので(NO STRETCHですが、kick限定のボスキャラや拡張込みのフルセットも買えます)興味ある方はこちらもオススメです。
※Kick版とKOSMOS版とSPIN MASTER版の違いについて少しだけ
KickStarter(持ってないのであまり詳しくは知りません……)
・難易度が7段階まである。
Kickstarter版とコンシューマー版ではイベントカードの枚数と、ボスの数が違います。(いずれもコンシューマー版の方が少ない)
・プレイモードがイージー/ハード/ダンジョンマスターの3段階
KOSMOS版
・難易度が5段階に
SPIN MASTER版
・プレイモード3分類の廃止
・プレイモード3分類の廃止に伴い、ボード裏面のカード初期設定の印刷がなくなり、各難易度ごとのドアカード枚数がボスマットの表に記載されるように変更された。(なお難易度は5枚ずつ増える仕様に変更されたので、全体的には、旧ハード~ダンジョンマスターの間程度の難易度に調整されている模様)
*1:意外といい声