邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

Archaeology: The Card Game(考古学:カードゲーム)

システム:Phil Walker-Harding

アートワーク:Atha Kanaani/Phil Walker-Harding

2人~4人

20分前後
2009年~

Z-MAN Games

※※※祝! 日本語版発売決定!fromホビージャパン※※※

<これが言いたかっただけ

 

◇どんなゲーム?

 プレイヤーは考古学者となり、骨董品を発掘してまとめて博物館に売ろう!

 同じ種類の骨董品はまとめて売るとお得ですが、まとめ売りを阻む砂嵐や盗賊などの邪魔が入るので、いつ売るかの見極めが重要です。

 全6枚のマップカードは骨董品としても価値がありますが、手に入れれば先着順でピラミッドの玄室への経路となり、まとめてカードをたくさん手に入れるチャンス!

 セットコレクション+バーストの、子供から大人まで手軽に楽しめるカードゲームです。

 

◇レビュー

 たくさん発掘して骨董品を集め、同じ種類の骨董品をまとめて博物館に売り飛ばして大もうけ! どう見ても考古学じゃありません盗掘古物商です本当に有難うございました。

 コテコテのセットコレクションだがバースト系の要素もあり、いつまでも手元にカードを持っていると砂嵐カード(手持ちのカードが半分場札に強制排出される)でかっさらわれるので、いつ手持ちのカードを放出するかのタイミングがスリリング。盗賊カードで集めたカードを奪われたりもするのである程度点数集めたらさっさと売り飛ばしたいが、さりとて枚数が足りないと得点が稼げない。

 全てのカードには総枚数が振られており、カウンティング対策もされているので、初心者とベテランゲーマーが遊んでも大丈夫そう。

 一手番内のアクションが1回だけでなく何度でも出来るので(待っている側はちょっとたるいけど)ストレスがたまりにくい作り、運要素やや強めながらもさくさく遊べる良ゲームだと思います。ホビージャパンからリメイク版の方が再販されるそうなので、みんなも買おう!

 

 このゲーム、実は某ボドゲプレイスペースで初めて遊ばせてもらったゲームで、とても思い入れ深い一作。どうしても欲しくなって、知り合いに米Amazonで注文してもらったら、半年後に何故かキャンセルされ、国内アマゾンに出品されていた物を買ったという……。

(実は最近米Amazonで代理注文したゲームが、何故か在庫がないと言われたのでキャンセル後再注文したら、ちゃんと在庫があると言われた模様。米Amazon雑すぎ!)

 ルールも難しくないし楽しいゲームなので、ぜひぜひ遊んで欲しい一作です。

 思えば、このゲームがフィル・ウォーカー・ハーディングとの出会いだったんだよなぁ……。私が気づかずに買ってたり、面白いと思ったゲーム、何気にフィル・ウォーカー・ハーディング率結構高いんですよ。

 フィル・ウォーカー・ハーディングって、クニチーやフリーゼの超面白ゲームが10点だとすると、7~7.5を安定してはじき出すデザイナー、というイメージなので、面白いんだけど全体的に地味なんですよね。もうちょっと何か尖ったところが欲しいなーと思いつつ、手堅く安定して面白いのでやっぱり遊んでしまいます。

 

私の好きなフィル・ウォーカー・ハーディング:考古学カードゲーム、イムホテップ

それほどでもないフィル・ウォーカー・ハーディング:スシゴー、ダンジョンレイダーズ