私が(現時点で)一番好きなマストフォローのトリックテイキングです。なおメイフォローで一番好きなのは今のところシュティヒェルンです。
マンガとしてはいまいちなんで書き直すか欠番にするかちょっと迷ってます……。
私が(現時点で)一番好きなマストフォローのトリックテイキングです。なおメイフォローで一番好きなのは今のところシュティヒェルンです。
マンガとしてはいまいちなんで書き直すか欠番にするかちょっと迷ってます……。
2時間級くらいの重めのゲームですが、ゲームの進行が想像以上にサクサクゲームなのでプレイ感は軽めで楽しいゲームです。あとついたてが最高(
このゲームを作ったドワイド・サリヴァンはこのゲーム以外に特にゲームを発表していないようなんですよね……すごく面白いのに……もっと作って!
タイル配置ゲーなんですが、タイル配置の妙である箱庭感が薄いのが欠点ですかね。配置ルールのせいで誰が作っても似たような領地になっちゃいます。
公開邦訳はありませんが、過去に日本語訳版がバネストとか複数のところから出ているようなので、多分誰か日本語訳を持っているんじゃないかな。私も自分でグーグルにぶっ込んで訳しました。
お久しぶりのpixiv公開。秋ゲムマの新刊マンガを公開するよ!
今回紹介するのはColorful Spieleの「BodoCa」(https://bodoge.hoobby.net/games/bodoca)です。 テラフォマンガでもないしルドフィールマンガでもないです。自分でもびっくりするくらいネタてんこ盛り(内輪ネタ)このマンガを描くに当たって、ネタにさせていただいたどどめ氏と番次郎書店のバンちゃん様、ボドっていいとも!の翔さんには改めて御礼申し上げます。
今回は新キャラとして魔界塔士Sa・Gaのカミが登場(一応過去にもふたコマほどちらっと出てきてます)。クイズと協力ゲーム(の奉行)とマウントが大好きと言うリアルでいたら絶対同卓したくないタイプのウザキャラです。今後クイズゲーなどにちょこちょこ登場させる予定です。
テラフォネタ盛りすぎたのは反省している。
http://tantramachine.com/yuruita/thelema.html
名古屋のど真ん中、栄で試遊と物販が両方出来るボドゲイベントを開催します!(詳細はURLをご覧ください)
確定している枠から記載します。
テーブルの都合上、各時間毎、最大2卓までを立てての試遊になるため、希望のゲームを試遊したい場合、試遊時間の予約の参考となさってください。
当日突然お越しになった場合、予約優先のため試遊をお断りする場合があります。また、予約者の希望優先となりますのでご了承ください。
・時代劇3600秒
・試遊希望あり
ナンバリングが飛んでいますが、ゲームマーケット2019秋~盤祭再販分がまだ手元に数冊残っているので、完売再販予定なしのこちらを先に公開しました。
オンライン発の紙ペンゲームなのでメモと筆記具があればどこでも遊べます! なお漫画のネタのいくつか(隕石~タルシスとか、猫とか)は実際のプレイで使われたネタです。
語彙大富豪のルールはこちら
一応誰がどの単語を紙に書いたかに関してはリストも作ってあるのですが、これは総集編収録時に公開とさせて戴きます。
禁じ手扱いされてるあの辺の単語類は、メタ的には割と対処の方法があると思うのですが、たまたま参加者がその辺のメタ読み系単語を書いてなかった、ということでご了承を。
TGiWで今年注目された日本語版ボードゲーム2019という記事が書かれましたが、改めて各作品をレビューしつつ、その後に遊ばれたゲームも含めて、同人ゲーム限定のベストを選んでみようと思います。
#マイベストボードゲーム2019
— 有我悟@C97日南2オ-35b (@Arugha_Satoru) 2019年12月16日
そういえば忘れてたので
・コード破り
・メンバーズオンリー
・テラフォーミング・マーズ
・タイムパラトリックス
・Noblemen(チューダーの薔薇)
・時代劇3600秒
・フォーセール
・トロワ
・ボドカ
・チームプレイ
古いゲームばっかりやんけ!!!!! くっそ!
クニツィア先生ラヴァーとしては外せない一作。クニツィア先生のダイスゲーム数あれど、これが今のところベストです。より知名度の高いヘックメックと比較しても圧倒的に収束性がよく、チキンレースとしても盛り上がる良質な作品。コンポーネントも凝っていて、テーマとフィットしているのも良。でも高い! 10k行かなかったから許す!(
2連続クニツィア! 安田均さんが来年あたりにSNEから日本語版を出してくださるそうなので楽しみにしています。うきうき……うきうき……
今年は割とがっつり重ゲー付いてたんですが、とうとう買っちゃったのでこれ。
名古屋勢は一通り触ってる人ばっかり何ですが、東京の知人友人に未プレイ勢がかなり多くてな……。(東京まで持っていくんかい)
今年の秋のトリテベスト。まあ新作ではないのですが。
自作プレイマット作っちゃう程度には熱烈に好きな変態トリックテイキングです。
ヒッポダイス賞受賞の中~重量級枠タイル配置ゲーム。
やれることが1手番1回だけ、悩んでいるとドンドコラウンドが進むテンポの早さが凄く遊びやすい一作。テーマもぐっとくるし相当オススメです。
こんなビッグタイトルのアートワークをやらせて戴けただけで今年はもう満足感ある。いやそこじゃない。運100%なのにめちゃくちゃ面白いってすげぇ。運ゲーの金字塔としてImpactとともに末永く愛好していきたい一作。
気になっていながらやってなかったことをプレイした瞬間に後悔した。正直すまんかった。それはともかくこのゲームでシュテファン・ドラというデザイナーを意識するようになり、今年はドラゲーをいっぱい遊んだ。他にもVallettaとかスラス・オフも好きです。
トロワ語のフレーズで有名なので名前だけは知ってましたが、トロワ語が語り継がれる程度には面白いです(どういう言いぐさだ)。つまらないゲームならそもそもアートワークがひどいでぶった切られて終わりなのが、ゲームが面白いからネタにされる。名作オブ名作。人のダイスを金で奪ったり奪われたり、蛮族対策が金で何ともならないことに後で気付いてウギャーってなったり。ワチャワチャしてて凄く楽しい重ゲーです。
ルドフィールを遊んで買えない絶望にのたうち回った後にバネストで見つけて即買いした一作。自分で無限にルールを思いついて遊べるボドゲマニア向けの最強のおもちゃ。ボドゲクイズにはまったのも併せて、タイムリーだったなあ、と。
ほんとアートワークはクソみたいなゲームですけど(暴言)めっちゃいいゲームなんですよ。ペア戦のゲーム色々ありますが、相当遊びやすい部類です。今ちょっと手に入りにくいかもしれないので、皆さん是非探してみてください。ただしプレイ人数は偶数人数に限る。
選外のアンダーウォーターシティーズは面白かったけどまだ1回しか遊べてないのでもっとやってからあーだこーだ言いたい。でも好き。
今年は割と電力会社をよく遊んだ。プレイマット作った関係でカードゲームの方も良く遊びました。電力を選外にするのは大変悩ましい……! ファストフォアードではカジノロワイヤルが好き。三戒も最高に好き。ああーーあーあーベストとか無理矢理ひねり出してるとしか思えないよ!
今年の同人ボードゲームは個人的に大豊作でした。
普段買わない(好まない)ジャンルのゲームに良作が沢山あったので、そういったものもリストアップしました。
めっちゃ悩むんですけどほんと良ゲー多くってなー選外でもいいゲームめちゃくちゃ多くてなー辛いわー。マンガ書いた三津浜とかナナジウムとか、倦怠期の他のトリックテイキングもめちゃくちゃ面白かったし、箸でCUBEsは友人のお子さんに買い与えたいし、自分がゲームに感じているもやっとしたものをうまく解決しているゲームや、斬新な視点のよいゲームが沢山あってほんとすごい。トリックパーティも面白かったな~500円でこれは神ゲー。
ナンバリングそのものには特に意味はないです。
この記事はボドゲ紹介 Advent Calendar 2019(https://adventar.org/calendars/3964)の記事として執筆されました。
どうも、大遅刻です。有我悟です。
カレンダー当日の夕方までは、記事の構成の事ばかり考えながら仕事をしていた癖に、自宅に帰る前の用事を済ませている間に綺麗さっぱりボドゲのことを忘れてなごやボドゲセレマのメルフォを作る作業に専念しておりました。申し訳ない……。しかも金曜日は金曜日で新しいスマホゲーが(グシャァ あ、いやなごやボドゲセレクトマーケット、是非ともよろしくお願いします(ダイマ)。
いや家に帰ったのが所用済ませて21時だったし、その後お年始テラフォ会の相談とかしてたから(よくねぇよ)まあ木曜日に綺麗さっぱり忘れてた私のせいなんですけどね。これだからASDは。
と言う訳で、最近、特に今年はやたらとテラフォづいてるんで、ベタにテラフォの話でもしようかと思います! 2日遅れで4日遅れでした……申し訳ない……このクソクオリティ、来年からは参加させねーからな! ってなるんじゃないかと今から戦々恐々です。ヒッこわ。
来年からは事前に準備すとこ……いや、多分イベントなくてもコミケの締め切りでヒーヒー言ってるわ……。ギルティ!
テラフォとの最初の出会いを思い起こしてみると、みんながやるから付き合う、という全くもって消極的なスタートだったのですが。他の方のリクエストで始まったゲームで、自分で望んで選択してのプレイではなかったのです。
そもそも、テラフォーミング・マーズというゲーム、箱が並んでいても多分全く興味をそそられないでスルーするタイプのゲームなんですよね。
・SFモチーフにそそられない
・重ゲーに苦手意識がある
・前評判を聞いてなかった
最近でこそアンダーウォーターシティーズとか電力とかホイホイつられちゃう私ですが、重ゲーに対して当時は若干苦手意識がありまして、苦手意識が生まれたきっかけのゲームが「シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム」でした。学生の頃は普通に超人ロックとかアクワイアで遊んでいたし、実際職業全抜きだけどアグリコラも遊んだし、いけるやろ!→ダメでした……
が辛すぎて(途中でギブアップしたような気がするが、全く記憶にない)「私には重ゲーは無理なんや!」と諦め気味だったのです。なので、巻き込まれのノリでなければ決してやらないタイプのゲームであったことはわかって戴けるんじゃないかと思います。まあセレクトが間違ってましたね!
で、実際の初回プレイは国連火星動議でぶっちぎりビリでした。予想通りですね! あんなにアドバイスを貰って都市は造れと言われたのに、コストが足りないのでさっさとカードを捨ててたのが敗因だと思います。正直何引いても全く使えるカードないし、欲しいカード取りまくってたおかげでお金ないし、無い無い尽くしの悪循環だったのです。このトラウマ(笑)で、今でも購入カードは最低限で、終盤になってプレイするカードがなくなって負けるのがしょっちゅうです。カードはある程度買うのも大事!
ただ、このゲーム、ゲームが終了しないと最終的な得点が見えないのですね。見えているTR*1に加えて、様々な要素で勝利点が加わる為、ゲームが終わるまで誰がどれくらい勝っているかは、ぱっと見には分からない訳です(分かるだろって言う人もいると思うけど、私には分からないです。未だに分かりません)。なんで、ちょっとは良いとこ行ってるんじゃないだろうか……って言う儚い希望があるのか何なのか分からないですが、ゲーム途中でお通夜気分にはならずにすみました。割としょっちゅうあるんです、あ、このゲームもうここで何が起ころうが絶対トップと2倍以上の点差でぼろ負けするわーって言うゲーム。うまいこと隠蔽されていてそれが分からない、なので最初のプレイは結果ボロボロだったけど、そこまで気分は落ちずにすみました。
で、その時に出会ったアイツがいるんですよ。
クマムシが。
クマムシ。知ってますか?
私はたまたま知ってました。クマムシ研究家の堀川大樹氏が生きものオンリーイベント『いきもにあ』に出展されていたからです。何でも、いきもにあでクマムシ1000匹を食べたそうですが、無味だったとか…………。とにかく、そんなマニアックな生き物をカードにするテラフォーミング・マーズ。おかしいだろ。
残念ながらテラフォのクマムシは1アクションで1個生物資源が乗って、4つで勝利点1点。めちゃ弱!!!!! 結局あんなにかわいいのに、まだ一度も使ったことはありません。そりゃそうだよね、普通鳥類とかペットとか捕食獣とか使うよね……1資源1点だもんね……。買わないよね……。
さて、私のテラフォはそんなデビューだったのですが、ボドゲ仲間で同人つながりのケンさんがテラフォにはまっていて、春ゲムマかテラフォの攻略本を作りたいという話をされていたので、じゃあ春のゲームマーケットは隣接で取ろうぜ! とかなんかそんな話をしてた気がします。正直この本に関して何かをした記憶はないんですが(笑)一度テラフォはプレイしてるので、テラフォなら一緒に遊べるで! やったことあるで! って話をしたら何か混ぜて戴けることになりました。
ケンさんはぶっちゃけCIV重ゲー大好きぶん殴り系ゲーマーなので、戦争物をやらない私とはなかなかゲームの趣味が合わないな~でも遊びたいな~と思っていたのですが、せっかく一緒に遊べるゲームがあるのだから一緒に遊ぼう! とご一緒させて戴くようになりました。ついでにお泊まりボドゲ会をしたりボドベキューしたりね! いやボドゲだけじゃなくてアウトドアを楽しむ仲間が出来たのもテラフォのおかげです。多分。ウソですけど。いやウソじゃないかもしれない。とにかくボドゲの後のバーベキューは最高だぜヒャッハー! 肉うめぇ。
それはともかく、一緒に遊ばせていただいたメンバーがめちゃくちゃ恵まれてたなあ、と今にしてみると思えるんですよね。テラフォ本メンのみなさん、5グリドラフトで初心者フルボッコにするようなプレイングする人たち一人もいませんし、もちろん皆テラフォはめちゃくちゃいっぱいプレイしてるのでカードの内訳やら何やら知悉しててこちらは勝てる訳もないのですが、それでも自分が大分盤面を見られるようになってる事に気付いていたのでした。じわじわテラフォが面白くなってきたのがこの頃です。みんな優しい。
後テラフォって感想戦するのがめちゃくちゃ楽しいんですよね。それに気付いたのもこの辺です。
一緒に遊ぶ人、大事。
ところで、テラフォーミング・マーズって、全くもって自分が好きになりそうなゲームではなかった、という話は最初にしたのですが、やってもやっても、何故このゲームが私にこんなに刺さったのか、今ひとつよく分からない。遊んだ方なら分かるかと思いますが、メカニクス的な点での斬新さ、何にもないんです。私がゲームを評価する時の指針にするような要素、敬愛するゲームデザイナー、ライナー・クニツィアのゲームのような有機的にルールが絡み合う美しさとか、フリーゼの既存のシステムへの問題提起を含んだ革新的なルールとか、をこのゲームには未だに何一つ見いだすことが出来ていません。何がどう違うのか、さっぱり分からない。もちろん買っちゃうくらい面白いのは間違いないんですが、ルールを説明しただけでほら面白そうでしょ! って言うのは特になかったです。うーん。
更に更に、このゲームって、ゲームとしてジャンルを説明しづらいタイプのゲームですよね。拡大再生産としか言えない。一応エリアマジョリティの要素も少しあるし(褒賞関連)、拡張のコロニーズに至っては露骨にワーカープレイスメントじゃねえか! って思ってるのですが、結構重要だけどゲームの核の部分ではない、美味しいところをつまみ食いしたようなルールなんですよね。
実はこれで助かってる部分も個人的にはままありまして、自分はものすごくエリアマジョリティがコアシステムのゲームが苦手で、だいたいどんなゲームでも基本手元しか見てないし、まあまあ情報が多いゲームだと他のプレイヤーの動向とか全く見ないし(見てる余裕がない)、盤面見てどうこうって言われてもその場のその状況しか見てないので3手先を読むというのが全く出来ない。なのでアブストラクトゲームもとても苦手です。更に、エリアマジョリティだとここは絶対取られたくないって言う1点に他を捨ててでもリソースを過剰に集中させてしまうため、思考的にプレイングが成立しないレベルのゲームになっちゃうんです。ですが、テラフォーミング・マーズのエリアマジョリティ要素は重要だけどおまけなので、余裕がある時にそろそろ褒賞考えないとね! 何取ろうかな、あれが、これが、って後から考えられるのがとても気楽で個人的には遊びやすいんですよね。しかも自分の企業や盤面の特性で先に狙っておきたい/取りやすいものは、盤面とりあえず置いといてもさっさと取っちゃってもいい。個々の要素があんまり得意でなくても、優しく遊べるゲームだなと思ってます。まあでも称号/褒賞1個も取らないと勝つのは難しいので、初めて遊ぶ人にはその辺の話はしたいなあと思います。テラフォをインストする機会はあんまないですけど。
また、私はポイントサラダ的な情報量が異常に多いタイプのゲームがかなり苦手でして、脳の処理能力がオーバーフローを起こししちゃうんでそれ系のゲームをやると完全にお通夜になるんですが、今のところそこまでめんどくせぇぇぇえ無理ィィってなったことはないのが不思議です。
電力くらい構造がシンプルなゲームなら全然問題ないのですが、例えばアイルオブスカイとかファーストクラス、ダイスフォージくらいになると脳がオーバーフローをおこしてもうダメです。そうそう、キートゥーザロンドンもダメでしたね。どのアクションが最適解か全く分からない。「どれも全部強いよ!」って言われても、強いアクション全部端から端まで打てば勝てるなんてことはないので当然ですが。ちなみにそういうのは慣れであり、慣れれば何とかなりますよ、とある人に言われましたが、仕事でゲームに関わっている訳ではない以上、別に無理に慣れて幅を広げなければならないという義務は全くない(そんなことしたらゲームそのものが嫌いになってしまう)ので、気持ちよく楽しくなれるゲームばかりを遊んでしまうのは道理というものです。
だから言われた訳です。「テラフォって別に全然シンプルじゃないよね?」
おう、せやで。
参照タグはいっぱいあるし、勝利点を取るにはマップも見なきゃいけないし、称号だの褒賞だのTRだの色んな資源だのがいっぱいあるし、参照情報は相当多い。
しかしこの情報の多さも、資源は全部お金に換算出来る、自分の企業なり盤面なりカードなりから得意な称号or褒賞をさっさと取って方向を絞っていける、TRの伸びが実質収入増につながるので、基本は全部お金! つまり火星でも、金が正義の資本主義バリバリの世界なのだ……。実際、ラウンドの最初に配られるプロジェクトカードも、無料でもらえる訳ではなく、欲しいものは全部お金で買わなきゃならん。無駄なカードを抱えている余裕は皆無。1枚3メガクレジット(以下めんどいので金)でカードを買って、標準プロジェクトを使って1金で売るのって非常に無駄なアクションなのです。まあ最終ラウンド直前などで他プレイヤーのアクションの様子を見たい為に一枚ずつ売る、みたいなやり方もあるようですが、基本的には、やらない方が良い。テラフォーミング・マーズは全体がお金マネジメントゲームとして構成されてるからあんまりややこしいと感じないのではないかな、と何となく思いました。今。書きながら考えてるからね。仕方ないね。
話戻して。テラフォーミング・マーズは拡大再生産ゲームです。
カードをプレイして、その効果を適用してガンガンリソースを生み出して、更にそれを使って色々出来るようになるのって気持ちいいんですが、どうもこれも私的に本来相性があまり良くない。ゲーマーは拡大再生産が大好きって誰が決めた。
拡大再生産ってコストに見合ったパワーを手に入れて、地味に出力を上げていくのが基本だと思うんですが、私一足飛びにパワーアップしたがるタイプなんですよね。ドラクエでいうとラダトームの南6ブロックの山でずっとうろうろして、回復はラダトーム城の光あれオヤジでひたすら回復してお金をケチり、めちゃくちゃお金貯めたらてつのおの買おうかな、と思ったけどはがねのつるぎあるじゃん! じゃあもうちょっと貯めよ、ってうろうろしちゃうタイプです。なので欲しいものには猫まっしぐら一直線なんですが、それでだいたい失敗しますね! 例えば「オーマイグーッズ!」では「ワーカー増やせば強いぜ! ワーカー増やすぜ!」と考えた結果、脇目も振らずワーカーを増やすための資源を集めようとしたけども結局必要資源がロクに手に入らず、最後まで一人もワーカーを増やせずに最下位でしたし、ギズモでは最初に一番上の段のコスト高いカードを取りにいった結果、手に入れたカードのリソースを一度も手に入れる事なく最下位になりました。サルとののしられても仕方ないレベルです。
この辺、拡大再生産の王様的名作ゲーム「宝石の煌き」は大変よく出来ておりまして、リソースを一足飛びに手に入れることをとことん許さないシステムになっております。点数の付いているカードは同じリソースを複数集めないと取れないようになっているくせに宝石は1種類2個か3種類まで1個ずつしか取れないし。べたべただけど、めちゃくちゃゲームデザイナーの強い意図を感じますよね。こういうとこ、さすがマーク・アンドレ、あんたうまいなと感心するのです。ま別にそんな宝石は好きじゃないですけど。
で、振り返ってテラフォーミング・マーズを見るに、しゃがんで貯めて出力高いカードを打つのをよしとするデザインになっておりまして、出力高いカードはだいたい強いのでよほどのことがなければ死にカードにはなりません。例外は木星タグのあるカードで、これらは皆全体的に割高になっておりますが、その割にコストパフォーマンスがよくない上に枚数も少ないので*2、木星タグで点数変換するカードやサターンシステムズのプレイヤー以外は敢えて買うメリットがあまりありません。なので、あのカードどうしても使いたいからこのラウンドはパス! をしても大丈夫な優しい世界、それがテラフォーミング・マーズ。
カードの引き運があるのも、むしろプラス要素です。運要素ゼロ、序盤にミスプレイしたらその後ずっとお通夜、みたいなゲームは他の奴らに任せておこう。それは、我らのゲームではないのだから。もしあなたが、運ゲーがゲームをつまらなくすると感じているなら、まだあなたは運要素の強い面白いゲームをプレイしていないだけかもしれない。時代劇3600秒やろ? Impactやろ? 一から十まで全部運やで?
運要素がつまらないと感じるのは、だいたいプレイヤーが場にコミット出来ていないからであって、場にコミット出来ているという幻想をプレイヤーに抱かせるか、さもなければ運で生まれた結果が場にコミット出来ていないというストレスを凌駕するくらいドラマティックで面白ければいい。おっとこれはテラフォとは直接関係ないですな! でもうまい人が必ず勝つゲームなら、将棋とか囲碁をやれば良いので、うまい人にならなければ楽しめないという努力を強制されるゲームは私はやりたくないです。そういうゲームが好きな人もいて、攻略本を作るくらいファンのいるテラフォーミング・マーズではありますが、そういうことをしなくても十分に楽しめるし、極めたくなったら極めたい人同士で遊べば良いし、極めてももちろん面白い。そういう懐の広さもこのゲームの良いところじゃないかな、と思います。
さいごに。
話はクマムシに戻ります。
まさかこの流れでクマムシに戻るとは思っておらんかっただろう、わあっはっはっはっ! 世界の半分闇の世界を与えよう。
このゲーム、小ネタがめちゃくちゃ凝ってるのですよ。ゲーム中は全く目もくれてなかったんですけど、分かるだけでニヤニヤ出来るので、既にプレイ済みの人もチェックして欲しいし、もっと知らない小ネタをご存じの方はどんどん教えて欲しいですぞ! どや顔で初心者にテラフォの魅力を伝えるためのネタとしてどしどし広めようそうしよう。それくらいのマウンティングは許すぞちこうよれ。
その1:金星植物のひみつ
金星植物というカードがあります。何故かハエトリグサが描かれており、なんでや食虫植物は宇宙クリーチャーっぽいってことかよ! と思ったのですが、調べてみるとあらびっくり。英語だとVenus Flytrapって言うんですよねハエトリグサ。二枚の葉のとげとげを女神のまつげに見立てた事に由来する(ウィキペディア調べ)のだそうです。センスあるな! 宇宙クリーチャーとか言ってサーッセーンした! 英語圏ユーザーはこのだじゃれに笑っていたのだろうか。そもそも、これはだじゃれなのか展。
その2:ミープルがいる!
日本語版だけですが、プロジェクトカード「人工光合成」の右手前の人の腕にまかれた腕章にめちゃくちゃ小さくミープルが描いてあります。(情報提供:ひろさん)
その3:アークライトはヴァンパイア
これも日本語版だけの筈ですが、メディア・グループのカードのビルにアークライトのロゴがあります。ただし水面には映らない。(情報提供:ひろさん)
ひろさん天才かよ。どうもアークライト版のテラフォーミング・マーズはアートワークに色々手を入れているようです。
最後に。
こんな私とテラフォで遊んでくれる(そしていじめないでくれた)やさしいみんな、有難う。
観念して、とうとうテラフォ買ったから、未プレイ組のみんなも遊ぼうな!(それが本分)
その4:発明家ギルドのひみつ
そのその1:右下に置いてある箱はテラフォーミング・マーズ
そのその2:その下に置いてある箱は同じメーカーからリリースされたゲーム「FLEETS」説が濃厚
そのその3:発明家ギルドに登場する人物は全員、作者Jacob Fryxelius本人である
(情報提供:ひろさん)