邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

今年プレイしたゲームの色々私的ランキングベスト3~5

 あくまでも私視点であり、しかもそんなにゲームを沢山遊んでいるわけではない為、あまり参考にならないかと思います。私はいわゆる重量級ゲームを殆ど遊ばないので……。一々マニアックなゲームややたら古いゲームが多いのもアレですね。

  • 2018年プレイしたバカゲー・変態ゲームランキング ベスト5
    • 講評
  • 2018年プレイして悶絶した変態トリックテイキングランキング ベスト3
    • 講評
  • 2018年遊んだクニツィアランキング ベスト5
    • 講評
  • 2018年遊んだ重ゲーランキング ベスト3
    • 講評
  • 2018年購入して遊んだゲームリピート率ランキング ベスト5
    • 講評
  • 2018年プレイして一目惚れランキング ベスト5
    • 講評
  • 2018年プレイして深い深いトラウマを残したNfMランキング ワースト5
    • 講評

 

2018年プレイしたバカゲー・変態ゲームランキング ベスト5

  1. S-Evolution
  2. アルケミスト
  3. ポプテピピッククソカードゲーム
  4. カリマンボー
  5. ポンペイ滅亡

 全 部 古 い !(ポプテピ除く)

 全部面白いとは言ってないからな!!!!!!!

講評

 1.トリックテイキング+拡大再生産の超問題作。ワーカープレイスメントって説明書きにあるけどワーカープレイスメントの要素って、建物が人口の数だけ作れるってとこしかなくないか??????? それはともかく、トリックテイキングの部分が文明発展すると発達するっていう発想はすごく変態チックでイノベーションを感じるんですが、感じるだけでした。

 

 2.カルロ・A・ロッシの方。2014年のではなくその6年前のゲーム。ドイツゲーム大賞のノミネートくらいには引っかかったらしいよ。年間の方かどうかは知らんし。後絶版。売れなかったらしい。アートワークかっこいいのに。ちょびっとメビウス便で日本にも入ってるみたい。

 中量級のセットコレクションなんだけど、セットコレクションの内容を各プレイヤーが作れるというところがミソ。得点も早い物順だけど自分で決められる。自分が考えたセットコレクションは自分は使えないが、他人が使うとレシピの持ち主はボーナスが貰える。それを使って他人のセットコレクションで点数を稼ぐ。

 しかもこのゲーム、正体隠匿の要素があり、自分に結びつけられた特定の素材が最も市場で品薄になるとボーナスになる。他プレイヤーにばれないように自分の素材が市場で使われるようにコントロールする。

 何気に知る人ぞ知る名作的なポジションなので是非遊ぼう。遊んで即買った。

 

3.バカゲー枠なら入れないといかんでしょ(いかんでしょ)。正直ゲームとしての出来はアレだけどバカゲークソゲー前提で作ってるから良いんじゃない。作為的なバカゲーは今回のラインナップの中では正直評価致しかねる所存。でも話題作だしね。2も出すみたいですが流石に買わない。

 

4.某ボドゲカフェで遊んだうんこゲーム。子供はうんこが好きだが大人もうんこ好きだよ!!!!(お前だけだ!)列を作ってジャングルを冒険するけど、カリくんとマンボーくんに挟まれてうんこを踏んだりケツを突かれたりとさんざんな目に遭うバカゲー。数字の書かれたカードを出して順番決める系のバッティングゲームなんだけど、バッティングしても行動はできるのと、仮想プレイヤーの専用山札が存在し、こっちと被る危険があって並みのバッティングゲームじゃないね! これのおかげでカウンティングがほぼ無効!

 子供がいるお家なら盛り上がること間違いなし! これはうんゲーですね!

 無駄にうんこトークンがリアルなのも素晴らしいです。

 

5.カルカソンヌ作者のヴレーテさんのバカゲー。結構古いゲームでこちらも絶版。ニコニコ動画の紹介動画で内容は知っていましたが、なかなかのバカゲー&不謹慎ぶりがパーティーゲーム的に最適! ボッシュート! 等といいながら相手プレイヤーのコマをどしどしヴェスヴィオ火山に投入していくのが楽しすぎます。好き。

 

2018年プレイして悶絶した変態トリックテイキングランキング ベスト3

  1. S-Evolution
  2. ヴァス・シュティッヒ
  3. ピココ

講評

 正直、スマンカッタ……。

 Sエボはバカゲー過ぎて外せなかったけどゲームとしてはあんまりおもんないです! すまん!

 2.ヴァス・シュティッヒは変態の名に恥じぬ変態ぶりと、「重量級トリックテイキング」というキャッチフレーズ、そしてその二つ名に負けぬゲーム性でランキング入り。ガチでやったら2,3時間って何だよ! トリテは焼きそばやピザ食べ放題的なポジションだろ! 満漢全席やフルコースに入っちゃダメなのよ! わかって! 空気読んで!

 確かに名作なんだけど、一度遊んだらお腹いっぱい! でもオモロい!

 

3.ピココはトリックテイキングではないのでは? メタ・トリテなのでは? という声も結構ありましたが、凝ってるコンポーネントと(傷つきやすく脆いという難点がありますが)テーマ性、システムが見事にかみ合った一作。寧ろビッディングやマストフォローへの苦手意識を払拭する意味でも、トリテ初心者にやらせたいゲーム。

 カードやスタンドの傷つきやすさもさることながら、青と紫のカードの視認性の悪さが難かな……。好きなんだけど、ここが気になって買うに至っていません。

 

2018年遊んだクニツィアランキング ベスト5

  1. メンバーズオンリー
  2. モダンアートカードゲーム
  3. コード破り
  4. インディゴ
  5. 紫禁城

講評

 ベスト4まで持ってないっていうオチ!*1

 

 1.タイトルだけ知っているゲームでしたが、これはグンバツで面白い!でも8kでは買いたくないなぁ。NGOさん再版しませんか? アートワークはママダユースケさんでオナシャス!


 2.これもすごく楽しいゲームでした。競りに苦手意識のある人でも遊びやすいし、モダンアートの要素ががっつり感じられる良ゲーです。買うならマスターズギャラリーの方がいいかな*2

 

 3.地味クニ枠ですが、収束性もいいし、クニツィアにしてはテーマとシステムがしっくりハマってるし、コンポーネントもアートワークもいいし、なんでこれ売れなかったんや! ヘックメックより断然ええでこれ。

 

 4.地味に絵が綺麗。説明書の前書きが面白いので是非音読して欲しいゲームです。システム的にはあんまクニっぽくないですが(影武者かな?)

 今年はあいちクニゲー会を開催したおかげで沢山クニゲーで遊べました。買った中ではアメン・ラー:カードゲームも好きなゲームなんですが、ほんとこのゲームめちゃくちゃ酷評する人がいっぱいいてつらい……。レビューサイト見たくない……。勝ち筋が決まってる感がちょっとあるのが難ですが、いいゲームだと思うんですけどね……。

 他にはモダンアート4つと中古でポイズンを手に入れました。ポイズンは脱ヤニ完了したのであちこちに持っていくと思います。

 

 

2018年遊んだ重ゲーランキング ベスト3

  1. テラフォーミング・マーズ
  2. おかしな遺言
  3. 電力会社カードゲーム

次点:ノイシュヴァンシュタイン城

講評

 テラフォは今年初めてじゃなかった気がするけどまあいいか……一番今年遊んだ重ゲーだしね。

 2.インストが面倒くさすぎて挫けそうだった上に、ルール把握ミスプレイを頻発するなど危うい出だしでしたが、終盤に向けての収束性が本当に素晴らしい名作です。本当に面倒くさいので万人には勧められませんが、めちゃくちゃ計算されたシステムとテーマの尖りっぷり、アートワークのすばらしさ、設定、プレイ感の気持ちよさは斬新で、他に似た感じのゲームが思い当たりません。同作者のパルサー2849も評判良いのでやってみたい。

 次点にしましたが、ノイシュヴァンシュタイン城は箱庭+オークション? スタイルでお城を作っていくゲームで、これもアイコンの効果がややこしくて最初???? だったのですが(これもサマリーが欲しいゲームですね……)セットコレクションやコンボボーナスを考えつつお金を使ってパーツを買って組み立てていくのがとても楽しいゲームで私は好きです。買ったので、誰か遊ぼう!

 

2018年購入して遊んだゲームリピート率ランキング ベスト5

  1. ガンツシューンクレバー(アプリ版)
  2. Dracula’s Feast
  3. もっとホイップを!
  4. 知略悪略
  5. トリックマイスター

次点:メイドギルドへようこそ/カードライン動物編

講評

 正直5位は結構迷った。1と2~4と5の間の溝は深く、5以降は割とどれも似たり寄ったりです。今年は前半で買ったゲームはあんまり回ってなくて、後半に買ったゲームは、一度遊んだ後のリピート希望率が異常に高かったので、今年の秋ゲムマは豊作だったと言わざるを得ない。ガンツシューンクレバーはソロで毎日遊んでるので別格です。

 カードライン動物編はボドゲ慣れしてない人と遊ぶのによく使います。そろそろ覚えちゃいそうでハンデ要るなあと思ってます。

 

2018年プレイして一目惚れランキング ベスト5

 上記基準に当てはまらないがすごく面白かったのでオススメしたいゲーム5つ。ランキング敢えてしません。

別枠:Cuboro Tricky Ways

講評

 IKEBANAはHANABIの別ルール。元々は同梱されていたのですが、いつの間にかHANABI単体のみ生き残り、忘れ去られつつあります。すごく面白いのでHANABI持ってる人は是非遊んでみて下さい。

パリノアメリカノウゼンカズラ Hanabi & Ikebana (花火+生け花)「生け花」

 

 プララーヤはリバイスドエディションが出たので、手に入れやすくなりましたね。元のプララーヤは老眼殺しでしたが、字も大きくなり、ルールも改定されて遊びやすくなりました。是非どうぞ!

 

 Reefはエマーソン・マツウチのガチゲー。これはガチ! アブストラクト系のガチゲーです。カードを買うか、買ったカードを使ってパーツを置いて得点を貰うかの2択しかありませんが、それがこんなに悩ましくなるのか……! 同じ作者のセンチュリー・スパイスロードやセンチュリー・イースタンワンダーよりも更に悩ましいゲームです。ガチ過ぎて若干上級者向けですが、システムはシンプルです。

 

 

 ジャイプルは2人用カードゲームですが、2人用にしてはガチ度低めで、初心者でも遊びやすいセットコレクション。最近ボドゲカフェにカップル需要が沸いて出たおかげで、2人ゲーの需要も増えているようですが、アブストラクトは実力差がかなり出てしまうので、こういう運要素もほどよくあるゲームはもっと増えて欲しいですね。

 

 別枠としましたが、キュボロは無限に遊んでいられるヤバイアイテムなので、お子様がお家にいらっしゃる家庭にはプレゼントしたい奴です。藤井七段効果で殆ど手に入らないらしいのでつらい。

 

 

2018年プレイして深い深いトラウマを残したNfMランキング ワースト5

 以下、悲しい気持ちになる人を防ぐ為に見たい人だけ見てもらうよう折りたたみました。覚悟の上でご覧下さい……。まあ知ってると思う……。

*1:紫禁城GMマガジン付録なので手に入れた。

*2:アートワーク違い。マスターズギャラリーは印象派有名絵画の絵を使っていますが、どちらもカードのデザインがいまいち……。

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S-Evolution

 通常ボドゲーマレビューをある程度寝かせてから加筆、転載するんだけど、あまりにもキワモノなので紹介せざるを得ない……!!

 

2人~4人(45分前後)
対象年齢 10歳から
発売時期 2013年~

システム:Jean-Michel Maman
アート:Vivien Gros
Spiel-ou-Face

どんなゲーム?

 トリックテイキングで素材を集め、建物を建てたり人口を増やしたり文明を強くしていきます。 
 文明を発展させるとリードやスート、切り札の概念が生まれます。最初はトリックテイキングの概念すらないのでカードランダム出しという状態から、徐々に文明の発展を肌で感じられるかも知れません。 
 人口を増やすと勝利点を得やすくなり、建物を沢山建てられますが、その分資源の消費が激しくなります。 
 うまく支出を調整しつつ、自分の国を豊かにしましょう!

レビューとか

 トリックテイキング×拡大再生産……どっかで聞いた事ありますね……はっ!「エイジオブブリゲード」やないか~~~! なおシステムは全く別物の模様。トリックテイキングで素材を集めて民の欲求を満たして人口を増やしたり建物を建てたりして文明を発展させ、得点を稼いでいくゲームです。

 人口が多いと勝利点たくさん貰えるチャンス。文明が高いとトリテが強いです。

 文明が高いとトリテが強いです。(大切な事なので二度言いました)

 変態の匂いがしますね……。

 文明の発展には7段階あり、文明が発展するとリードや切札の概念が生まれます。原始人のうちはトリテの概念がないので手札からランダム出ししないといけませんし、野蛮人だとスートの概念がないので出すカードは全部無色、中世人にフォローされると絶対に勝てません。(自分でも何を言っているのか全く判らない) 

 すごい意欲作に聞こえるでしょう。そうでしょう。 

 問題はな……このゲーム、ハンドが5枚しかないんや…………。

 文明どんなに強くしても、ハンドが足りないんで欲しい資源が全然手に入らんのや……。

 なお私は一番乗りで文明をMAXまで上げたにもかかわらず、2ラウンドほど全く必要資源が手に入らない為に、ほぼ1/2の大差で負けました。

 っていうかこのゲーム、割と文明は安定して上がるので、よほどへましなければすぐ追いつかれてメリットを全く生かせないんよ……。正直ハンドが足りなすぎて手札偏ると欲しい資源が全然取れないし、各ラウンド1回だけトリックに参加しないカード(セットコレクション要素)が全然生きてなかったし(災害回避の目的で使うカードでもあるみたいなんですが)、意欲だけは買うんだけどこれトリックテイキングじゃなくてよくね??? ってゲームでした。ついでにいうと、ワーカープレイスメントってルールブックにありますけど、ただの拡大再生産じゃないですか? ワーカー要素ドコー?

 「ペーターと2匹の牧羊犬」(比較対象にしてすみません、ほんっとすみません)が、トリテ:マンカラで3:7くらいだね、って言ってたんですけど、S-REVOLUTIONはトリテ:拡大再生産で1:9くらいのゲームでした。もう何言ってるか判らないんだけど失敗作だと思います! バカゲーとして遊ぶには時間かかるし複雑すぎる……意欲は買いたいけど残念としか。

 なお、名前を挙げた「エイジオブブリゲード」(比較対象にして申し訳なさ過ぎるのでバーストしてきます)の方がよっぽどゲームとしての完成度は高いし、ペーターと2匹の牧羊犬の方がよっぽどガチなトリテです。ついでにいうとカホーツ辺りにも謝って欲しい(何を謝れって言うのか)。

  正直バランスくそ悪いんだけど、このゲームをクソゲーというには、あまりにも、あまりにも…………こういう失敗した意欲作をクソゲーと切り捨てるにはあまりにも……こう……私、ゲームバランスとかの完成度高いけど既存のシステムの継ぎ接ぎみたいなゲームより、こういうイノベーション起こそうっていう気概を感じられるゲームを応援していきたい(推したいとは言ってない)タイプなんで……。まあ人には勧めませんが、トリテ好きの知り合いがいるなら、酒の肴に持ち込むみたいな用途にはすごくいいと思います。変態/キワモノゲームの話のネタとして超優秀ですよ!(ホメてねぇよ)

 無理して購入する必要は全くありませんが、もし持っている人がいたら是非遊ばせて貰って下さい。きっと後悔すると思います!

こんな人にオススメ!

  • 溢れ出たイノベーションが大海となったのちに世界の涯の瀑布から虚空に消えていくタイプのゲーム(このゲームの持ち主、Hさん談)が好きな人
  • 酒の肴に語れるネタが欲しい人

 

オムそばすけっと

2人~8人

10分前後
2014年~
システム:佐々木 亮/藤浪 智之
アート:佐々木 亮
コトノハゲームズ

どんなゲーム?

 料理をテーマにしたコミュニケーションゲーム。料理の素材カードを組み合わせて、4種類の遊び方が出来るようになっています。

ワードバスケットのように、場札と出したカードで出来る料理の名前を宣言しながら料理の素材を重ねていって、手札をなくす「オムそばすけっと

・手札5枚を組み合わせて料理を作り、ポーカーのように役を作る「クッキングポーカー

・インディアンポーカーのように自分はカードを見ないで役と手札を当てる「インド風クッキングポーカー

・ばば抜きのようにカードを捨てていく「たぬき鍋

 言葉につまったら、ワイルドカード扱いのすけっとカードで場を切り抜けよう!

レビューとか

 

 ゲームのタイトルにもなっている「オムそばすけっと」「クッキングポーカー」で遊びましたが、ほどよく頭をひねって料理の内容を考えなければならなかったり、ルールに従って好きな食材として使える「すけっと」カードが場をカオスにしたり(笑)と、大喜利を要求されないコミュニケーションゲームとして、ゲーム性を保ちつつゆる~く楽しめる感じが魅力的だなと思いました。ワードバスケットだと語彙が多い方が有利ですが、料理がテーマなので、知識差もさほど付かないであろう点もいいところだと思います。

 とはいえ、全く料理をしない人が相手だと、特にオムそばすけっとはゲーム的に差が付きやすいので、ウノみたいなゲームとして遊ぶのもありかも知れないなぁ、等と思ってみたり。まだ実践はしていませんが……。スピード勝負じゃなければ子供とも遊べそうです。

 でも、みんな、自炊くらいしようぜ! 料理くらい作ろうぜ! 自分の食べるものにもう少し関心持とうぜ!!!

 個人的には野菜が独立した素材になってないのが気になりますが、特定の野菜の名前を出すとゲーム的に難しくなるんだろうなあ……。拡張性あるシステムなので、野菜などの拡張もありかもしれないと思ったりします。

 こんな人にお勧め!

12/5のあれこれボドゲ

新しい職場に変わったので疲れとかでなかなか更新できておりませんでした。

動画

[ゆっくり人狼]エンティティの新たなお食事 1、2日目[12人/村人視点]

 エンティティはこれを見るまで知らなかったんですがめっちゃ人気あるんですね! Steam勢じゃないから全然知らなかった。キャラが崩壊気味ですが面白そう。期待上げ。

ペーパーマリオ人狼⑦23人悪女村-Part3

 知ってるよ私、ポコピーは人外だって……。(メタ)

【ゆっくり人狼】じゃお~ん人狼12B村_第1話(初日~2日目)【脳内卓】

 新たなペニチル*1降臨!

 ペニチル(系)動画、本家もフォロアーも最近ちょっと元気ないので新人さんには期待していきたい。

ゲームマーケット2018秋新作紹介vol.5

ゲームマーケット2018秋新作紹介vol.6

 

 残念ながらゲムマには間に合わなかった秋の新作同人ゲーム紹介動画シリーズ。

 双六小僧さんは、ゲームマーケット前日ゲーム会にも来られて、動画を撮って取材されていたので、その熱意には頭が下がります。応援したい!

ブログとか

『貴族の財布』のデザイナーズノート@部屋とボードゲームと私と酒と泪と男と女

 こういう記事読むのすごい好き。

ニュース的な奴

クニツィアの「スティーブンスン・ロケット」SNEから日本語版がゲムマ大阪で発売!

  ウギャーめっちゃ好みのアートワークじゃー!

 願わくば、ボードがメディチみたいなくそデザにならない事を……タンサンさんだから大丈夫かな……。

*1:へ゜ニスズメチルドレンの略。へ゜ニスズメ氏は「ゆっくり出来ない人狼」シリーズで大人気の動画投稿者で、彼の動画のフォロアーをこう呼ぶ。ゆっくりヴォイスが高速で喋るのと、登場人物がセレクト含めて頭おかしいのと、進行やロジックが巧みで評価が高い。本家のへ゜ニスズメ氏は最近はシャドバおじさんと化しているらしい。

メイドギルドへようこそ


3人~5人

10分~15分
2018年~
システム:みさき
アート:月牙 小狐
みさき工房

☆どんなゲーム?

あなたは貴族です。今日はメイドギルドにメイドを雇いにきました。
社会的ステータスを高めるために、よりよいメイド達をたくさん集めましょう。
しかし気をつけてください。悪いメイドのくろメイドを間違って雇ってしまうと、
その仕事ぶりであなたの社会的ステータスを下げてしまいます。

メイドの競りゲームです。
しかし登場するメイド達がどんなメイドなのかの情報は、半分しか与えられません。
しかも全員に違う情報が渡されます。
誰がどんなメイドの情報を持っているのかを推理しながら、よりよいメイドを手に入れましょう。

  by みさき工房

 情報が限られた中で競りを行い、購入権を買っていくゲームです。

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メイドギルドへようこそ くろメイドをつかまされて脱落の図

☆レビューとか

※ゲームのテストプレイ段階から関わっていた為、このレビューはステマみたいなもんです。本当に話半分の参考にして下さい。メイドさん、かわいいですよね。くろメイドさんのいかがわしさが大好きです!

 メイドさんを競り落として点数を競うというテーマが背徳感たっぷり。

 プレイ感は軽いながら、考えどころが沢山あり競りのおいしさがぎっしりつまったミニマムな競りゲーです。

  • 手持ちの金額が途中でなくなって競りに参加出来なくなった時点で脱落
  • くろメイドカードを最も沢山集めると脱落
  • しかしくろメイドカードを手に入れると途中でお金がもらえる
  • くろメイドの収集数が1位タイの場合、持ち金が少ない方が脱落
  • なので手持ちのお金は残しておかなければならないが、安いお金で競るとくろメイドを引く可能性が
  • 場にくろメイドが回っているかどうかについては、競りが終わってからでないと明かされない(情報は部分的にしか持っていない)
  • 他人と同じ金額で競ることが出来ない(重要)

 高い金額で競り落とした順にカードを取ることが出来るのですが、同価値のカードが残っている時に、セットコレクション要素が生きてくるのでキャラクターのシンボルも確認してからキャラカードを回収する必要がある、など、ただ高い点数のカードを取ればいいという物でもない悩ましさがとてもよく出来ています(※全シンボルを揃えるのは至難の業です)。下手すると二人くらいは脱落しかねないので、いかに脱落せずによいメイドを集めるかを手持ちのお金とにらめっこしつつプレイしましょう。

 さくさくなのに悩ましい、競りゲーの傑作です。

 絵柄は好き好きですが、もしこういう絵柄が苦手でも、手に取ってみる価値はあると思います!

 あえて言うなら、アイコンの視認性がよくないかもです。

PAKUPAKU(パクパク)

2人~8人

10分前後
2017年~
システム:Antoine Bauza
アート:Agence Cactus
Ravensburger Spieleverlag GmbH

 

☆どんなゲーム?

 パンダの大食い大会! スピード勝負のダイス&バランス&アクションゲーム! がんがん器を積んでダイスを他のプレイヤーに押しつけましょう! ダイスが自分の前にたまってしまうと負けだから、急いで、急いで!

☆レビューとか

 このゲームボザなんか。ボザパンダとか笹とか好きやな!

 それはともかくパンダの大食い(パンダ笹しか食わないし食うの早くないんだけど、とは言わない、言わない)というテーマのダイスゲーム。スピード&バランスのアクションゲームなんだけど割とガチダイス運ゲー

 食べ終わった設定の器は3種類あり、赤い目が出た場合これを積んでいく。子供ルールを採用しない場合、同じ器を重ねてはいけないというルールになっているが、そんなこと考えてる暇はぶっちゃけ全くない(そして指摘する暇もあんまりないし大体スルーされた)。

 やったら判るんだけども、赤い目(器を積む)を2つ出したらほぼ詰む。ダジャレか。2つ積んでるうちにダイスが大体横から来て終わる。そして、4つ振ったら大体3点くらいつかまされるのだ……そういうゲームなのだ……。

 なお自分は急かされる系のゲームが超苦手なので大体負ける。ゲーム的に軽いのであー苦手辛~いって言う感じではないけど、負ける。まあ、パーティゲームです。

 このゲームの魅力はコンポーネントと言っても過言ではない。お茶碗やお皿などのミニチュアが大変ミニチュア好き心をそそるため、ドーラーさんやミニチュア好きな人と一緒にやると盛り上がりそう。リカちゃん人形とかシルバニアファミリーなどのおもちゃの器にときめいちゃう人はマストバイ、それ以外の人はアクションゲームやバランスゲームが好きならわちゃわちゃして楽しいと思う。ただし、結構パーツが細かいので、あまり小さなお子様のいるお家にはオススメできません。

Bungee(バンジー)

 2人~5人

30分~40分
2007年~
システム:Haim Shafir
アート:不明
Amigo Spiel + Freizeit GmbH

 

☆どんなゲーム?

 とにかく早く手札を5点以内にしましょう。手札の数字が少なければ少ないほどよし! 場のラッキーカードはそのプレイのみ0点になるのと、バンジーカードは自分が勝ったときだけ0点で負けたら10点なので、この二つをうまく利用して手札を減らしていこうというゲームです。

 

☆レビューとか

 個人的には、プレイ感含めてクニツィアZEROに似てるなと思いました。それ以上ゲーム的に特筆すべきところはないのですが、ZEROっぽいゲームが好きなら盛り上がると思います。どっちを買うかはもう完全に好みじゃないですかね……。バンジーカードのせいで勝ったときと負けたときの点数差が、ZEROより遙かに極端になりがちなので、派手に得点が動くゲームが好みならバンジーの方がいいかもしれません。わしはZERO買っちゃったので買うことはないですが、これはもう完全に好き好きの世界かな。

 一応、ZEROは限られた手札の中でもっちゃもっちゃカードをいじくる関係上、相手の手札を類推するとか集めるカードを変える時のタイミングとかの要素がありますが、バンジーは山札からひたすらカードを引いていくだけなので、場読みやバンジーのタイミングはあまり影響してこないです。とにかく自分の手札が5点以下になったらさっさとバンジーした方がいい感じがします。そういう意味でZEROの方が情報が多い分バンジーがライトです。

 結論からすると、ライトだけどより思考を求められるのがZEROで、もっとパーティよりなのがバンジーです。