邪教の大神官は二度ノックを鳴らす

ボードゲーム関連ブログ。だいたいレビューと感想。本家ウェブサイトはhttp://tantramachine.com

8/8のボドゲ関連ニュース的なモノとか。

8/9から12までコミケでおりません。

1日目東館ヒ-30bでボクと握手!

◇【FGO Duel / 最速実践】見習いマスターが9体の英霊を召喚してデュエルしてみた 

ニコ動にもダイジェスト版がアップされています。

話題になったアレですが一向に動画が上がらないので作ったぜとのこと。

 

三重県鈴鹿市にあるボードゲームと知育玩具のプレイスペース「あそびーばー」8/19オープン

あそびーばー | 三重県鈴鹿市にある世界各国のボードゲームと知育玩具で遊べるプレイスペースです。

近鉄鈴鹿線 三日市駅で駅から徒歩3分と駅近の模様。

中部圏は6月にボードボードが出来てからボドゲカフェラッシュですね。

 

dicetree games版Modern Artの朝鮮絵画の作者まとめ

 以前そういえば調べたんだった。

 朝鮮宮廷絵画はドラマにもなってますよね。

◇申師任堂(シン・サイムダン/신사임당 1504年 - 1551年)

申師任堂 - Wikipedia

李氏朝鮮中期の女流書画家。5万ウォン札の肖像にもなってる。

本名は申仁善(シン・インソン/신인선)

このラインナップでは唯一の女性。

◇鄭 敾(チョン・ソン/정선 1676年 - 1759年)

鄭ゼン - Wikipedia

文才がなかった言われてるの気の毒すぎて笑う。

1000ウォン札の裏面の絵。

◇金 弘道(キム・ホンド/김홍도 1745年 - 没年不詳)

金弘道 - Wikipedia

dictree版では1806年没になってる。ウィキペディアでは1805年没説、1816年以降没説を上げてるけど、どっちも取っていない。

朝鮮三大風俗画家の一人。風俗画で有名。朝鮮絵画は庶民のものではなかったので、風俗画少ないんですよね。

◇申 潤福(シン・ユンボク/신윤복 1758年 - 没年不詳)

申潤福 - Wikipedia

朝鮮三大風俗画家の一人。春画を描いて図画署を追い出された人。朝鮮宮廷画はエロには厳しかった……。ドラマや映画にもなってる。

◇金正喜(キム・ジョンヒ/김정희 1786 - 1856)

Gim Jeong-hui - Wikipedia

この方だけ日本語版ウィキペディアに項目がありません。

絵もそうですが、どちらかというと実学者として、また、書で著名な人物。

この方の書がまた実にいいんですよ~。書は詳しくないですが。

 

 以上です!

 実は私あんまり印象派とか、クリムトとか、好きじゃないんですよね……。だから、半分くらいはこっちが目当てで注文したのです(笑)。

 コンポーネントがすばらしいと評判のdicetree games版ModernArt、是非これを機会に朝鮮美術の世界も興味をもってもらえたら……いや、私がそんなに詳しいとか好きとか言う訳じゃないんですが、せっかくだしね?

 そういえば香港版ModernArtの画家も以前気になったので調べたんだけど、これは今本体が香港にあるので(※持ってない訳ではない)、需要があればまた調べてまとめようと思います。ないと思うけど!

8/7のアナログゲームなんやかんや

三日目 艱難の暁けものフレンズ人狼


ヒャッハー! 新鮮なけもフレだぜぇ!

 

◇『遥かなる喜望峰 -航海の時代-』9月13日発売予定!

  日程、ほぼ確定でいいんですよね???

 航海の時代を制作されているA.I.Lab.遊さんは、なごやで同人ボードゲームカフェ会の第二回にも出展されますよ~! 買えたらイベントに持っていこ……。

 

◇数字で見るボードゲームシーンの発展

 Essenは2013年~14年くらいがキーになってるっぽい。

 Genconはもうちょっと早いね。

 UK Game expoを見る感じだと、ヨーロッパのアナログゲームの分岐点はやはり2013~14あたりっぽいね。米国の売上げもその頃から伸び始めてるので、市場伸ばすキーになってるのはアメリカっぽい。

 アジアにもゲムマ以外に大きなボードゲームイベントが出来てくると色々情報が取れそうですね。

 

◇東北きりたんと多分10分で分かる名作ボードゲーム タギロン編

www.nicovideo.jp

 タギロンは話題作だったから気になりますね……ドメモとかアルゴ系かな? と思ったけどちょっと違うね。ヒット&ブロー系?

Bears vs Babies(ベアーズ vs ベビーズ)

 

2人~5人

15分~20分

2017年~

システム:Matthew Inman/Elan Lee
アート:Matthew Inman

 

◇どんなゲーム?

 陸海空赤ちゃん軍(どう見てもクリーチャー)を、プレイヤーの生み出した合成クリーチャーが攻撃して赤ちゃんカードを回収(食べ)、得点の合計を競うゲームです。

 ジャンル:バカゲー

 

◇レビュー

 Kickstarterで人気のあったゲームを製作しているグループのゲームだそうです(実はよく知らないです。BGGだとセルフパブリッシュドってあるんで、日本で言う同人ゲーム的なポジション)。

 シュールなイラストがいちいち笑いを誘いますが、こういうセンスは日本人からは出てこないだろうなあと言うキモかわい……くなさ。多分某メーカーや某メーカーによって日本語化される事は絶対にないであろうタイトルである事が一目で察せられます。というかそもそもKick以外で輸入しようというメーカーもないと思うわ。これ。

 Kickstarterの特典でコンドーム付いてくるとか、パッケージに毛が生えてるとかもうそれだけで面白すぎます。拡張のカードも卑猥で、多分ゲームマーケットで販売できない奴ですね。いや、でも一応ちらっと見た限りでは隠されてた様な気はしますけど、だめだよな。これ。うん。だめだわ。

 陸海空軍の赤ちゃんカードはプレイヤーがピックすると強制的に場に裏向きに積まれ、その攻撃値の合計は、プレイヤーが攻撃(PROVOKE)するまで数字は不明。また、陸/海/空軍の場札に対応したクリーチャーの頭があり、対応した赤ちゃんカードの山しか攻撃できません。攻撃力がプレイヤー>赤ちゃん軍で、かつ攻撃力が一番高いクリーチャーのプレイヤーだけが赤ちゃんカードを回収できます。そして、戦った赤ちゃんと同色の頭のクリーチャーのカードセットを持っているプレイヤーは、全てカードを破棄しなければなりません(勝ったプレイヤーも)。

 クリーチャーには体のパーツのつなぎ目に縫い目があり、縫い目の数がぴったり合っているパーツ以外は付けられないようになっています。大体、首、胴体、足、手(翼だったりチェーンソーだったり!)に分かれており、マークの付いているカードにはアイテムを持たせる(接続?)こともできますし、オプションの帽子パーツをかぶせたり(攻撃力が2倍!)も出来ます。このカードがまた頭おかしくて、テキストが「健康上に問題を抱えている鳩」(目がいっぱい付いててよだれ垂らしてる)って、どこが対応年齢7歳以上だよ! っていう頭のおかしさ。私が親なら子供にはやらせたくないです。あーアメリカ人が好きそうなジョークだわーこれー。

 妨害カードには、体のパーツを一個捨てさせるカードがあるのですが、首を飛ばすとそのクリーチャーは死ぬって描いてあるんですが、そのカードに描いてある絵がどう見ても首なしマイクで、さらに首パーツをあとから付けたら生き返る、とか、雑にもほどがすぎます。

 ゲーム内容自体は割と普通(まとも)ですので、このセンスについて行ける、笑える自信がある方は買ってもいいかもしれません。でも、これ、まず日本で遊ぶ機会ないゲームだろうなぁ……。

Call to Glory(コール・トゥ・グローリー)


2人~4人

30分前後

2012年~

システム:Michael Schacht
アート:Drew Baker
White Goblin Games

◇どんなゲーム?

 シャハトの『クレイジーチキン/ドライブ』が、最大4人まで対応してリメイク(らしい)。元のゲーム知らんかった! っていうか、このゲームシャハトだった!(適当)

 日本的なテイストのヴィジュアルですが、特にゲーム内容とは関係ない(断言)ベタなセットコレクションです。

◇レビュー

 さっさとカードセットを5種類出して上書きされないようにするか、逆転されないように過半数枚数のカードを集めるか(カードを出した枚数が他のプレイヤーの方が多くなると、カードを捨てなければならない)、って感じのコテコテのセットコレクションです。捨て山からのサルベージも出来ますが、まとめて捨てられると一山からまとめて取れないので(山札も捨て札も、同じ山から2枚取る事は出来ないルール)他のプレイヤーが得をしないよう、捨て方も考えなければいけません。


 1度目基本ルール、2度目忍者ルール追加、3度目キャラカード追加でプレイしましたが、基本ルール+忍者(忍者カードをセットで出すと忍者トークンが貰えて、他プレイヤーのカードを一枚破棄できる)+キャラカード(特定のセットを集めるとボーナス)を最初から入れた方が圧倒的に面白いのでさっさと入れましょう。(難しい事は全くないです)
 アートワーク、絵はうまいのですが、なんか、こう、違和感が……。全体的に灰色っぽくて、ああ綺麗だなって感じがしないんですよね。こういう無彩色多用した厚塗りって全体的に沈んだ感じになって、あんまり好きではないのですが、何でも、何か尺八の穴が多すぎるらしいとか、何か色々らしいです。自分は尺八の穴の数を数えたことないので解りませんでしたが、よく知らない人が一生懸命調べて書いた絵って感じしますね。すごく。なのであんまり突っ込まないであげて欲しいです(笑)。尺八警察、こわい(

8/6のアナログゲームニュース的ななんやかんや

 めぼしいネタが何もなければ特に記事は書かない(

◇43回バックギャモン世界選手権、矢澤亜希子選手優勝

 

  めでたい。

 

◇バネストさん19周年おめでとうございます。

 

◇サロン・バネスト第3回は8/21日

 

◇ゲームカフェ・ぶんぶんの中の人、名古屋のボドゲカフェで生放送(ボードボードさんとソラスさん)

 

 

 

 これはニュースなのか???展(展は要らない)

 ぶんぶんさんはアクティブだなー。夏コミは無理だろうけど、一度行ってみたいですね。もしかしたらぶんぶんさんが名古屋に進出とか言うフラグだったりする……?(

Junk Art(ジャンクアート)

2人~6人

30分前後

2016年~

システム:Jay Cormier/Sen-Foong Lim
アート:Chris Quilliams
Pretzel Games/ホビージャパン

 

◇どんなゲーム?

 現代アートの作家になって、各都市を回りアートフェスで即興アート作品を作り上げてファンを獲得し、ファンが最も多いアーティストが優勝するというバランスタイプのアクションゲームです。

 回る都市によって異なる勝利条件と、使用するパーツタイルの奇っ怪で美しい色形がプレイをよりカオスにしてくれることでしょう。

 インスタ映えと笑いが起こる楽しいパーティゲームです。

◇レビュー

 基本はオブジェをカードの出てくる順番に積み上げるバランスゲームです。が、毎回ルールが変わるので新鮮な気持ちでゲームが出来ます。

 とにかく早く積むのが有利だったり、高く積むと得点になったり、共通の土台にみんなでパーツを置いていったり、崩したら失格だったり、崩してもマイナス点が付かなかったりと(わざと崩すのも一つの作戦になったりします)その都度基本ルールも対応策、戦略も異なるので、バランスゲーが苦手な人以外なら楽しめるように作られています(かくいう私もスピード勝負でパーツを探して積むやつはめっちゃ苦手です……)。

 邪魔するために無茶な積み方をするもよし、他プレイヤーに嫌がらせのようなパーツカードを渡して積ませても、安全パイを取ってもいい。いや、いっそちょっとテーブルが揺れて崩れても笑えちゃいます。隣のプレイヤーから丸いパーツが渡されてきた時とか、十二分に積みまくった後で薄く平たいパーツが渡された時の楽しさ。このゲームは完全に、過程を楽しむタイプのゲームだと思います。

 出来たオブジェがホントのアート作品に見えてくる瞬間があったりして、つい写真を撮りたくなるフォトジェニックな要素もあるし、勝っても勝てなくても笑える、子供相手でも大人相手でも十分楽しめる良いゲームです。

 バランスゲーが苦手な人にはホントごめんなさいなのですが、バランスゲーが苦手でないなら、勝てなくても楽しいので是非チャレンジして欲しい傑作ゲームです。

 海外版だとオブジェが木で出来てるみたいですが、木で出来てる方が安定しなさそうで、それはそれでプレイ感が異なって面白そうです。色もカラフルで楽しいし、パーツの形も製作者の悪意をふんだんに感じ取れるイカスデザインだし、高さ勝負の時に高さ比べ用に付属しているメジャーとか、もういちいち何もかもがゲームの楽しさに向けてデザインされている感じがたまらんです。ジャンクパーツでアートしようぜ! っていうテーマもめっちゃ現代アートへの悪意感じるし、そのくせ作ってる内に愛着湧いてきちゃうし。

 敢えて言うなら、このゲームはパーツが転がりまくるので、ゲーム終了時にパーツの紛失をしていないかのチェックがほぼ必須と行っていいです。せっかくのゲーム、なくしたら悲しいのでちゃんと数えてからしまいましょう。お片付け、大事。